ブログで紹介した、年齢とともに女性ホルモンの分泌がどう変わるか、HRTの実践や安全性に加えて、認知症や骨粗鬆症にHRTがどうして効くかなど、知っておきたい情報を200ページに盛り込みました。
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- 宮地清光・天野礼子 著
- エバーグリーン研究室 宮崎睦士 編集
- 発行:エバーグリーン研究室
- 発売:Amazon
- Kindle版:230ページ
- 定価:1250円(税込み)
本誌に掲載された、冒頭のメッセージをご紹介しましょう。
Q:周りの高齢者(65歳以上)の女性を見ると杖を突いて猫背の人が多いですが、なぜそうなってしまうのでしょうか?
A:女性はたとえ生活習慣に問題がなくても、必ず、閉経後のエイジング(加齢)に伴っていろいろな疾患に罹りやすくなります。
特に、閉経周辺期(更年期)に骨粗鬆症の予防をはじめなければ、高齢になるとほとんどの人が背骨を折って、猫背になります。
Q:予防できるのに、なぜ、みなさん、杖を突いて猫背なのでしょうか?
A:それは、女性医学と加齢医学に基づく予防医学的なホルモン補充療法(HRT)の知識があり、それを実践している医師が日本にはほとんどいないからです。
Q:では、私たちはどうすればよいですか?
A:女性医学と加齢医学に基づく予防医学的なHRTの知識があり、それを実践できる医師を探すことです。
Q:そうは言っても、周りにそんな医師は見当たりません。
A:残念ですがその通りです。ですから、自衛のために、あなた(読者)から医師に相談を持ちかけましょう。
Q:相談しても、話を聞いてもらえるような気がしません。
A:大丈夫です。患者さんがどのように適切な治療や予防を受けたいかをはっきり意思表示すれば、医師には応じる義務があります。
Q:”受けたい治療”について説明するのは難しそうですね。
A:いいえ簡単です。この本を医師に読ませてください。
この本は医師を説得するための資料としても使えるように、あえて医学的に専門性の高い内容まで網羅しています。難しいと感じる内容もあるかもしれませんが、その場合は読み飛ばして、医師への情報提供のためのテキストと考えてください。
Q:自分自身でできることはあるのかしら?
A:できることはたくさんあります。詳しくは本書をお読みください。
よい医師を見つけることをはじめ、あなたの体をあなたが守らなければ、やがてエイジングに伴う疾患が確実にあなたを蝕みます。猫背になるだけではありません。生命に関わる疾患もあります。しかし、適切に対策をすれば、エイジングに伴ういろいろな疾患を予防できます。
病気になってはじめて受診するのでは遅いのです。
予防は40歳~65歳までの間にはじめないと手遅れになります。
この本は、アクティブな女性の「年を取っても女性であり続ける」ための実践マニュアルです。この本を読んで、受け身ではなく行動しましょう!