いきいき!エバーグリーンラブ: レシピ*豆腐で作るチーズもどき

2016年10月16日日曜日

レシピ*豆腐で作るチーズもどき

八丁味噌 漬け 写真 レシピ余った味噌と安い木綿豆腐で作りました。
見た目はちょっとチーズでしょ?
さっぱりしていておいしいです。

この「大豆チーズもどき」には、チーズの欠点である過剰な脂肪分が含まれていません。
チーズに含まれる脂肪は乳脂肪ですので、飽和脂肪酸が多いため、あまりたくさんは摂りたくありませんね。
チーズの代わりに、ちょっとおつまみにするのにピッタリですよ。

味噌の種類を変えれば、味にバリエーションも。

【材料】
木綿豆腐 1丁
味噌(今回は八丁味噌で作りました) 70gくらい

【作り方】
1.一晩、冷蔵庫で木綿豆腐の水を切る。

2.キッチンペーパーで豆腐を包む。
 キッチンペーパーを豆腐の側面を覆えるサイズにカットすると使いやすいです。


3.キッチンペーパーの上から味噌を塗る。 
今回は八丁味噌です。




4.新聞紙で包む

5.冷蔵庫に入れ、水分が浸みてきたら新聞紙を取り換える。
初日は1日に2~3回。
あとは1~2回くらい。
はじめて新聞紙を取り換えるとき、味噌が新聞紙についてはがれてきますが、つけ直してください。
2回目以降は付いてこなくなります。
 


6.4日くらいして、水分があまり浸みだしてこなくなったら、キッチンペーパーごと味噌をはがす。















3日くらいで食べてください。

大豆は優秀なタンパク源

大豆は、タンパク質を多く含む優秀な食材です。
「植物性タンパク質が体にいい」と言われますが、動物のタンパク質と植物のタンパク質を比べたら、動物のタンパク質のほうがずっと優秀です。
どういうことか、もう少し詳しく説明しましょう。

タンパク質はアミノ酸でできている

タンパク質は、消化管で1つのアミノ酸か2~3個連なった形にまで分解されて吸収される
タンパク質とは、アミノ酸がたくさん連なったものが立体的に折りたたまったものです。
  1個のたんぱく質を作るアミノ酸の数は、数千個のものから数億個のものまであります。

しかも、私たちの体の中で使われるアミノ酸には20の種類がありますから、その組み合わせで、様々なタンパク質ができます。

私たちは、口から食べたタンパク質を アミノ酸に分解して、このアミノ酸をもう一度、まったく別の形のタンパク質に組み立てなおして、体の必要な場所に取り込んでいます。

コラーゲンを食べてコラーゲンが増える確率はわずか

例えば、お肌にいいと言われるコラーゲン。

コラーゲンはタンパク質ですが、コラーゲンを食べてもそのまま皮膚に取り込まれるのではありません。
タンパク質は大半が消化管でアミノ酸に分解されて吸収されます。
そして、ほとんどの場合、コラーゲンとは全く違うタンパク質の材料として使われます。
たまたま、コラーゲンが足りないときには、コラーゲンの材料として使われることもあります。
コラーゲンは、アミノ酸が幾つか連なった特殊な形(オリゴペプチド)で吸収される場合があり、それがコラーゲン生合成効果を持つという仮説もありますが、まだはっきりしていません。

タンパク質は生命活動そのもの

タンパク質はご存じのとおり、炭水化物(糖)、脂質と並んで、三大栄養素の1つとされています。
でも、我々動物にとって最も重要な栄養素は、炭水化物(糖)や脂質ではなくタンパク質(アミノ酸)です。

動物では、炭水化物(糖)、脂質は、体の部品の一部には使われますが、割合は多くありません。
炭水化物(糖)、脂質は、どちらかというとエネルギー源として利用しています。

タンパク質がなぜ重要かというと・・・
外から摂った栄養素を体の部品として取り込むには、消化(分解)酵素の働きが重要ですね。
この酵素はタンパク質でできています。

血中に取り込んだ栄養素を細胞に取り込むときには、膜輸送体というタンパク質が細胞膜の入り口として働きます。

運動や、血液循環、呼吸などを行う筋肉もミオシンとアクチンというタンパク質で構成されています。

神経細胞が興奮したり、鎮静したりする、つまり考えたり、感じたり、喜んだり悲しんだりするのにも、膜輸送体のタンパク質が働いています。

つまり、私たちのすべての生命活動は、タンパク質によって行われているのです。

私たちの遺伝子には、自分の設計図が書かれていると言いますが、DNAが決めているのはタンパク質を作るアミノ酸の並び順だけです。
DNAから作られた酵素などのタンパク質と外から取り入れる栄養素を使って、私たちの体は自分自身を組み立てていくのです。
それだけのことで個性が生まれるのですから、不思議ですね。

タンパク質を作るアミノ酸の種類

さて、ヒトの体は20種類のアミノ酸で構成されていると言いましたが、その中には体内で合成できないアミノ酸が9種類あります。
これを必須アミノ酸といいます。

【必須アミノ酸】

・トリプトファン 
・リシン 
・メチオニン 
・フェニルアラニン 
・トレオニン 
・バリン 
・ロイシン 
・イソロイシン 
・ヒスチジン

これらのアミノ酸は、外から摂らなければなりません。

動物性のタンパク質には、これらの必須アミノ酸を豊富に含んでいますで、効率よくタンパク質を摂れます。
それに対して植物はタンパク質を多く含むものが少なく、比較的多く含む米や小麦(ただしどちらも全粒での話)、芋類などでも、必須アミノ酸の種類が偏っているものが多いようです。

ごま大豆パン

大豆は必須アミノ酸をバランスよく含む植物

大豆は、植物にしては珍しく、必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。

大豆&ラズベリークリームチーズパン
動物性タンパク質には必須アミノ酸がバランスよく含まれているので、魚や肉類、卵などを食べていれば問題はありませんが、忙しいと、食事をパンだけで済ませたい時もありますね。

そんなとき大豆パンを食べれば、大豆パンそのものに必須アミノ酸が入っているので、これらをバランスよく摂ることができます。
ただし、大豆のタンパク質の消化吸収の効率は動物性蛋白ほど良くないので、少し多めに摂る必要があるかもしれません。

大豆&チョコパン

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