いきいき!エバーグリーンラブ: 低糖質*クルミスプレッド

2016年11月15日火曜日

低糖質*クルミスプレッド

クルミクリーム バター 写真 低糖質 ダイエット
ファットスプレッドやマーガリン、バターの代わりにクルミスプレッドはいかがですか?
ミキサーで混ぜるだけ。
簡単で、ビタミンたっぷり、抗酸化作用?も期待できます。

【材料】
  • クルミ 150g
  • エリスリトール(ラカントなどでも) 40g
  • みそ  小さじ1
  • バター 40g
  • 水   120㏄ 
  • ラム酒(お好みで) 小さじ0.5
【作り方】
  1. クルミは半日くらい水(分量外)につけておく
  2. バターは室温に戻すか、電子レンジで柔らかくする
  3. 水を切ったクルミと材料を全部ミキサーに入れて撹拌する(ここではバイタミックスを使っています)

すぐに食べきってしまうなら、水の代わりに牛乳を使うともっとコクが出ます。
たくさん作って、冷凍保存もできます。

ご参考までにクルミに含まれる栄養素をご紹介します。

クルミは理想的な脂肪酸の摂取源

ナッツ類にはビタミンが豊富です。
クルミで特に注目できるのはω3系多価不飽和脂肪酸が多いことでしょう。

ω3系多価不飽和脂肪酸は、体の中でEPA(エイコサペンタエン酸)の原料になります。
詳しくは
健康に良い油?悪い油?
で説明しました。

下の図のように、
αリノレン酸などのω3系の脂肪酸はEPA
リノール酸などのω6系の脂肪酸はアラキドン酸
なります。

クルミにはω6系の脂肪酸も多く含まれていますが、ω3系の脂肪酸も含まれています。
多くの植物油はω3系が少なくω6系が多いので、クルミのようにバランスよく脂肪酸を含む植物油は貴重だといえます。
http://www.evergreenlove.net/2014/12/blog-post.html
ω3系のαリノレン酸はEPAの原料になり、EPAからはDHAが作られる(グリーン色系の四角で示した)。
ω6系のリノール酸は、アラキドン酸になる(赤系の四角で示した)。
アラキドン酸は細胞内で炎症、アレルギー、血栓、喘息などを引き起こす物質に変わる。
細胞膜の脂質二重層の中のグリセロリン脂質の脂肪酸成分(脚の部分は)、アシル基転移酵素の働きで、必要に応じて入れ替わる。

ω3系とω6系は拮抗しているので、どちらかの摂取が多いと、グリセロリン脂質の脂肪酸成分のω3系とω6系のバランスが崩れてしまう。ω6系が多くなると炎症性疾患、アレルギー性疾患、血栓性疾患などを引き起こす可能性がある。最近では、アラキドン酸などのω6系の脂肪酸の摂取過多と、うつ病などの精神神経疾患とのかかわりも指摘されている。

クルミスプレッドはパンに塗るのにも安心

最近、バターが貴重品になってきて、マーガリンを代用したくなりますね。

でも・・・
ファットスプレッドやマーガリンは、どれも、パンに塗って味をつけるものとして利用されていますが、以下の問題点があります。
ケーキ作りに使われるショートニングも同じです。

ファットスプレッドやマーガリン、ショートニングなどの原料になる油脂の多くは、油脂の持つ炭素同志の不飽和結合に水素を添加させて作ります。
この過程を硬化処理といいますが、この過程では水素を添加させるために高温にして化学反応を進める必要があります。

この時にできるのがトランス脂肪酸です。

トランス脂肪酸は動脈硬化など血管を傷つける原因となることが分かっていますで、それらを多く含むファットスプレッドやマーガリン、ショートニングなどを使用しないことをお勧めします。

ファットスプレッドやマーガリンでなくても、食用油を用いて高温で揚げたり炒めたりすれば、同じようにトランス脂肪酸ができます。
まさに、スナック菓子の作り方ですね。

このような調理法は控えた方が、健康には良さそうです。
てんぷらやフライは、たまに適量をよく味わっていただくことにして、スナック菓子やカップラーメンなどには手を出さないようにするのが賢明、ということでしょう。

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