運動しないで、座りがちな生活が健康によくないことは以前にもお話ししました。
今回は、座っている時間を短縮すれば、テロメアが長くなり老化が遅くなり、健康と長寿をもたらす可能性があるという研究がありましたので、お伝えします。
私たちの体は、必要に応じて細胞分裂して体を修復しています。
組織を構成する細胞が傷ついたり、寿命を迎えたりして、組織の細胞が欠落するとそれを補うわけですね。
この時に働くのがご存知の遺伝子DNAです。
テロメアは、遺伝子DNAの端っこ(染色体の末端)にあります。
細胞分裂を繰り返すたびに、このテロメアが短くなるので、これをテロメラーゼという酵素で修復するのですが、この修復が働きにくくなることが老化の1つの原因と考えられています。
私たちの体は、必要に応じて細胞分裂して体を修復しています。
組織を構成する細胞が傷ついたり、寿命を迎えたりして、組織の細胞が欠落するとそれを補うわけですね。
この時に働くのがご存知の遺伝子DNAです。
テロメアは、遺伝子DNAの端っこ(染色体の末端)にあります。
細胞分裂を繰り返すたびに、このテロメアが短くなるので、これをテロメラーゼという酵素で修復するのですが、この修復が働きにくくなることが老化の1つの原因と考えられています。
テロメアについて詳しくははこちらをご覧ください。
座りがちな高齢者の座り時間を短縮したらテロメアが延長した
【方法】
- 座っていることが多い過体重の68歳以上の高齢者49人が試験に参加
- 49人をランダムに個別の活動性を上げる運動プログラムをするグループとしないグループに分けて、6か月間試験を行って、グループ間で血液細胞のテロメアの長さを比較した
- 毎日、万歩計で歩行数を計った
- 7日間ごとにどのくらい活動したか日記を書いた
- 1日のうちの座っている時間を質問票で記録した
【結果】
- 活動性を上げる運動プログラムをしたグループは、日常生活の活動性が上がり、歩行数も明らかに多かった。
- 活動性を上げる運動プログラムをしたグループでは、座っている時間が短いほど、テロメアが延長され、これは統計学的に明らかだった。
というものです。
この研究での注目点は、研究手法が、前向き研究といって、あらかじめ観察する人と条件を決めておいて、時間の経過を追ってその結果を記録・分析するという方法なので、すでに起こってしまっている結果を分析する方法よりも、正確な分析ができることです。
健康番組で紹介している腰痛体操や肩こり体操、膝関節体操などを参考にして、毎日少しずつでも実行することにプラスして、椅子に座らないようにしてみるというのはいかがでしょうか?
私もさっそく実行。
といったら、どうせすぐ忘れるだろうと、家族に椅子の上にぬいぐるみを置かれてしまいました。
この研究での注目点は、研究手法が、前向き研究といって、あらかじめ観察する人と条件を決めておいて、時間の経過を追ってその結果を記録・分析するという方法なので、すでに起こってしまっている結果を分析する方法よりも、正確な分析ができることです。
活動的になって、若さを保とう
この結果をもう少し噛み砕くと・・・- 定期的に運動することで、日常生活も活動的になる
- せっかく日常生活が活動的になったのなら、なるべく座っている時間を短くして動き回れば、老け予防に
健康番組で紹介している腰痛体操や肩こり体操、膝関節体操などを参考にして、毎日少しずつでも実行することにプラスして、椅子に座らないようにしてみるというのはいかがでしょうか?
私もさっそく実行。
といったら、どうせすぐ忘れるだろうと、家族に椅子の上にぬいぐるみを置かれてしまいました。
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