ゼラチンで固めるので、簡単。
もちろん、市販のヨーグルトを使ってもOKです。
【材料】(10cm×10cmの型 2つ分)
- ヨーグルト(無糖) 200g
- クリームチーズ 50g
- エリスリトール 大さじ3(甘さはかなり控えめ)
- 牛乳 100㏄
- ゼラチン 7g
- 水(ゼラチン用) 大さじ1
- (お好みで)ラズベリー 20g(ここでは冷凍モノ)
- ヨーグルトを室温に戻す
- 水にゼラチンを入れてふやかす
- 鍋に牛乳と1のゼラチン、エリスリトールを入れ、沸騰直前まで温めて溶かし、さらに、よく混ぜる
- 2にクリームチーズを加えて溶かす
- 火を止めて鍋ごと冷ます。触れるくらいになったら混ぜながらヨーグルトを加えて混ぜる。
- ラズベリーを入れる
- 容器に流し込む
- 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす
ラズベリー
ラズベリーは冷凍のものを使っています。
実がもろいので、あんまり混ぜるとバラバラになって、全体がピンクになってしまいます。
それも、悪くはありませんが。
ラズベリーは果物の中ではダントツに糖質が低いので、低糖質おやつには最適です。
その分、エリスリトールを多めにすると良いでしょう。
エリスリトール
甘味料として、今回はエリスリトールを使いました。
これまで使っていたラカンカットやラカントと何が違うかというと、甘草エキスや羅漢果エキスなどのエリスリトール以外の甘味料を含まないことです。
エリスリトールの甘さはさっぱりしていて、後味が残りません。
それが、砂糖に比べて物足りなく感じられるので、なるべく砂糖に近づけることを目的に、甘草エキスや羅漢果エキスが加えられています。
ただし、これらは高価なので、お値段がその分高くなってしまいます。
ラカンカットの成分
ブドウ糖や果糖では6個の炭素がつながっているのに対し、エリスリトールは4個の炭素がつながってできています。
エリスリトールを食べると、大部分が小腸で吸収されますが、90%以上がそのままの形で尿中に排泄されます。
血糖値を上げることも、エネルギー源になることもありません。
私は、”LifeJoy” エリスリトール 950g "0糖質Life"を使っています。
アマゾンで注文できます。
R-1は、正確に言うとラクトバチルス ブルガリクス OLL1073R-1という乳酸菌のことです。
生き物ですから、高温では死んでしまいます。
R-1が、どのくらいの温度で生きられるのか、正確にはわかりませんが、40℃が繁殖させる適温で、60℃30分で死んでしまうようです。
鍋が手でしっかり触れるようになったら混ぜ始めるくらいが良いのではないでしょうか。
幸い、ゼラチンは固まる温度が20℃以下と低いので、ゼラチンが固まる前に混ぜることができます。
ただし、温度が下がるにつれて、ゼラチンの溶けた液はもったりとしてくるので、冷ましすぎてしまうと混ざりにくくなります。
よく冷えたヨーグルトを混ぜると、いきなり温度が下がって混ぜにくくなるので、ヨーグルトは室温に戻しておくとよいです。
室温に戻すのに、電子レンジは避けたほうが良いです。
熱くなりすぎると、菌が死んでしまいますから。
もちろん、生きたR-1を食べることにこだわらなければ、鍋が熱いうちに混ぜてしまって、一向に構いません。
興味のある方は少ないと思いますが(笑)
R-1の何が身体に良いのかというと、R-1が作る多糖に、免疫を強める作用があるからだと言われています。
この免疫を強める働きがインフルエンザに効くという説があってR-1がもてはやされるようになったようですね。
このデータの信ぴょう性については、ここでは確認しません。
すみません・・・
製造元の株式会社 明治の研究所のデータをご紹介しておきます。
ヨーグルト乳酸菌が産生する菌体外多糖の利用と培養条件の影響
多糖とは、糖がたくさん連なったものです。
食物繊維は、たくさんの糖が連なったものですから、多糖の仲間ですね。
2個~10個くらいまでだとオリゴ糖と呼びます。
細菌が作り出す多糖を菌体外多糖(Exopolysaccharide: EPS)といいます。
糖にはいろいろな種類がありますから、EPSにもいろいろなものがあります。
R-1が作るEPSは、グルコース(ブドウ糖)とガラクトース(麦芽糖)で構成され(モル比は3:2)、リン酸基を持っているそうです。
リン酸基は酸性を示します。
酸性のEPSに免疫を強める働きが認められたことから、R-1に抗ウイルス効果が期待されているようです。
分子量は約120,000Daなので、グルコースとガラクトースが5,000~6,000個繋がっていると考えられます。
EPSは、大きすぎるので腸管の壁から吸収されません。
ですから、免疫を強める働きがあるとすれば、腸管の細胞壁に働きかけることで作用しているのではないかと考えられています。
ヨーグルトでは、EPSは、クリーミーな食感を与える役割も果たしています。
細菌は、いくつか固まってバイオフィルムという自分たちを守る膜の成分として、EPSを産生します。
細菌たちは肩寄せ合って、バイオフィルムの中で、過酷な環境も生きます。
ただし、バイオフィルムは、通常、図のように何か壁になるものにくっついた状態で作られます。
ですから、ヨーグルトの中でR-1が浮遊している状態では、EPSは作られても、バイオフィルムにまでは成長できないのではないかと思います。
つまり、私たちが食べるのは、このバイオフィルムを作れないで漂っているEPSなのでしょう。
(どなたか、詳しい方がいらしたら、教えてください)
バイオフィルムは、寄生された生物にとっては腸の中に作られてほしくない大敵です。
とすると、進化の過程でバイオフィルムの材料が入っているR-1を食べることで免疫が働くようになったとしても、不思議はないですね。
エリスリトールを食べると、大部分が小腸で吸収されますが、90%以上がそのままの形で尿中に排泄されます。
血糖値を上げることも、エネルギー源になることもありません。
私は、”LifeJoy” エリスリトール 950g "0糖質Life"を使っています。
アマゾンで注文できます。
R-1ヨーグルト
豆乳+牛乳ヨーグルトのレシピはこちら |
生き物ですから、高温では死んでしまいます。
R-1が、どのくらいの温度で生きられるのか、正確にはわかりませんが、40℃が繁殖させる適温で、60℃30分で死んでしまうようです。
鍋が手でしっかり触れるようになったら混ぜ始めるくらいが良いのではないでしょうか。
幸い、ゼラチンは固まる温度が20℃以下と低いので、ゼラチンが固まる前に混ぜることができます。
ただし、温度が下がるにつれて、ゼラチンの溶けた液はもったりとしてくるので、冷ましすぎてしまうと混ざりにくくなります。
よく冷えたヨーグルトを混ぜると、いきなり温度が下がって混ぜにくくなるので、ヨーグルトは室温に戻しておくとよいです。
室温に戻すのに、電子レンジは避けたほうが良いです。
熱くなりすぎると、菌が死んでしまいますから。
もちろん、生きたR-1を食べることにこだわらなければ、鍋が熱いうちに混ぜてしまって、一向に構いません。
R-1がインフルエンザに効く理由(私の考察)
R-1、つまり、L. delbrueckii subsp. bulgaricus (ラクトバチルス ブルガリクス)OLL1073R-1について、もう少し調べました。興味のある方は少ないと思いますが(笑)
R-1の何が身体に良いのかというと、R-1が作る多糖に、免疫を強める作用があるからだと言われています。
この免疫を強める働きがインフルエンザに効くという説があってR-1がもてはやされるようになったようですね。
このデータの信ぴょう性については、ここでは確認しません。
すみません・・・
製造元の株式会社 明治の研究所のデータをご紹介しておきます。
ヨーグルト乳酸菌が産生する菌体外多糖の利用と培養条件の影響
多糖とは、糖がたくさん連なったものです。
食物繊維は、たくさんの糖が連なったものですから、多糖の仲間ですね。
2個~10個くらいまでだとオリゴ糖と呼びます。
細菌が作り出す多糖を菌体外多糖(Exopolysaccharide: EPS)といいます。
糖にはいろいろな種類がありますから、EPSにもいろいろなものがあります。
R-1が作るEPSは、グルコース(ブドウ糖)とガラクトース(麦芽糖)で構成され(モル比は3:2)、リン酸基を持っているそうです。
リン酸基は酸性を示します。
酸性のEPSに免疫を強める働きが認められたことから、R-1に抗ウイルス効果が期待されているようです。
分子量は約120,000Daなので、グルコースとガラクトースが5,000~6,000個繋がっていると考えられます。
EPSは、大きすぎるので腸管の壁から吸収されません。
ですから、免疫を強める働きがあるとすれば、腸管の細胞壁に働きかけることで作用しているのではないかと考えられています。
ヨーグルトでは、EPSは、クリーミーな食感を与える役割も果たしています。
でも、細菌がEPSを作る本来の目的は、ヨーグルトをクリーミーにすることではありません。
細菌自身を守るために、EPSを作り出しているのです。
細菌たちは肩寄せ合って、バイオフィルムの中で、過酷な環境も生きます。
ただし、バイオフィルムは、通常、図のように何か壁になるものにくっついた状態で作られます。
ですから、ヨーグルトの中でR-1が浮遊している状態では、EPSは作られても、バイオフィルムにまでは成長できないのではないかと思います。
つまり、私たちが食べるのは、このバイオフィルムを作れないで漂っているEPSなのでしょう。
(どなたか、詳しい方がいらしたら、教えてください)
バイオフィルムは、寄生された生物にとっては腸の中に作られてほしくない大敵です。
とすると、進化の過程でバイオフィルムの材料が入っているR-1を食べることで免疫が働くようになったとしても、不思議はないですね。
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