年齢 54歳
慶宮医院をはじめて受診した年齢 49歳
主訴 のどの渇き
HRTに使っている薬 エストラーナテープ、デュファストン
異常な目と喉の渇きを感じはじめたのは、ちょうど更年期にさしかかった頃のことでした。
食品メーカーに勤めており、マーケティングの仕事の一環として試食をしなければならなかったのですが、口が渇くために、何を食べてもつらいばかりでおいしいと思えず、困ってしまいました。
喉や口の渇きはどんどんひどくなり、舌に片栗粉をまぶしたように感じる状態になってきました。
口腔外科で造影剤を使った検査をしたところ、唾液がほとんど出ていないことが判明。
これは重篤な病気ではないかと思い、とりあえず、婦人科で相談したところ、「更年期症状だから、更年期をやり過ごせば治ります」と言われておしまいでした。
ちょうどその頃、股関節も痛くなったことから、母に「関節が痛いなら、慶宮さんに行ってみたら?」と勧められたのが、慶宮医院を受診したきっかけです。
母は以前からリウマチで、ずっと慶宮医院に通っていたのです。
それ以来、私も、慶宮医院に通いはじめ、今ではもう5年になります。
慶宮医院では、目や口、喉の渇きは“シェーグレン症候群”という自己免疫疾患だということがわかりました。
涙の出てくる涙腺や、唾液の出てくる唾液腺などに炎症が起きて、涙や唾液が出にくくなるために目や口が乾燥してしまう病気です。
リウマチと同じように更年期に起こりやすく、女性ホルモンを補うことで症状が軽くなるといわれました。
当時はまだ生理が終わっていなかったので、ユベラN(ビタミンE)を飲みはじめました。
シェーグレン症候群の薬(サラジェン、プレドニン)も一緒に使いました。
眼の渇きには、眼科で目の乾燥を防ぐ目薬が出されました。
3年ほどして生理が完全に終わり、ユベラNからエストラーナテープとデュファストンに、薬を変えました。
サラジェンは、目や口の乾燥にはよく効きますが、ひどく汗をかくという副作用が出ることがあります。
パジャマがびしょびしょになるほどの汗です。
今はHRTで女性ホルモンを補うだけで乾燥の症状は落ち着いているので、サラジェンはお休みしています。
HRTで乳がんになるリスクが高くなるといわれますが、運動をするとこれを抑えられると聞きました。
私はスポーツが大好きで、ゴルフ、トレーニングジム、エアロビクス、水泳など、週4日は仕事の後に通っています。
フルタイムで働いており暇なわけではないのですが、運動をしないと落ち着きません。
HRTは、この先もまだまだずっと続けたいので、この趣味がHRTの副作用防止に役立てば、嬉しいです。
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