いきいき!エバーグリーンラブ: レシピ*ミントのうがい薬

2015年8月16日日曜日

レシピ*ミントのうがい薬

以前、レモンの皮を乾燥させて煮出して作ったうがい薬を紹介しました。
あれは、とてもよかったのですが、作るのが面倒という大きな欠点がありました。

今回は、もっとお手軽にできるうがい液をご紹介します。

ベランダで育てているミントが、どんどん大きくなるのだけど使い道がない、という方、必見です。

ただし、のどの痛みをとる、というような薬効のあるうがい薬ではありません。
気もちよくうがいをすることが目的です。

ミント水で口臭防止、汗も対策

【材料】
ミントの葉    4枚くらい
浄水       1L

【作り方】
1.ミントの葉と浄水をミキサーに入れて混ぜる

2.1を茶こしで濾す

【使い方】
朝、ピッチャー1杯のミント水を作って、洗面所に置いておきます。
色が爽やかで、香りも良いので、まめにうがいをしようという気分になれます。

口臭防止には、良いと思います。
ハッカのような、すうっとする感じがあるかというと、微妙ですね。

ミントの成分

ミントにはたくさんの種類があります。
よく見るのは、ペパーミント、スペアミント
ハッカも日本産のミントです。
我が家にあるのはスペアミントです。

ペパーミントの主成分はハッカと同じl-メントールで、スペアミントの主成分はl-カルボンです。

構造式はとてもよく似ています。
香りも効用もよく似ています。

ペパーミントの方が、すうっとする効果は高く、
スペアミントの方が甘い香りがするそうです。
スペアミントは、モヒートなどのアルコールに入れるのに適しているというので、偶然ですが、スペアミントを選んでよかったなと。

ミントの効果

効能としては、ペパーミントもスペアミントも、香りでリラックスするほか、炎症を抑える作用、殺菌作用、消臭作用などがあるといわれます。

とはいっても、どのくらいの量をどうやって使うかまでは調べられませんでした。
うがい液はとても薄めているので、効能といえば、口をすすげばすっきりするくらいでしょうか。

私はあせも対策に、汗をかいた後、コットンに浸して拭いています。
これはさっぱりします。
ただの水と違いがあるかどうかは、検証できませんが。

ミント水はきれいなので、洗面所に置いてあると、まめにうがいをしたり、汗を拭いたりする気になる、というのが最大の効果ですね。

市販のうがい薬は使わない方がいい

レモンの皮とハッカ油でつくったうがい薬はこちら
ここからは、レシピ*うがい薬で書いたことですが、知っておくとよいと思いますのでもう一度書きます。

市販のうがい薬の成分を見ると、大きく2種類に分かれます。

殺菌成分として、ポビドンヨードを含むものとセチルピリジニウムを含むものです。
色がついていたらポビドンヨード、透明だったらセチルピリジニウムです。

ポビドンヨードは強い殺菌作用を持っていて、細菌やウイルスを壊します。
もう少し詳しく説明すると、ポビドンヨードヨウ素とポリビニルピロリドンでできていて、ヨウ素の酸化作用でタンパク質を変性させます。
タンパク質は、細菌や一部のウイルスの構成成分なので、ヨウ素で細菌やウイルスを殺すことがでるわけです。

でも、よく考えてください。
ヒトののどの粘膜の細胞膜にだって、タンパク質があります。
ということは???


セチルピリジニウムは第四級アンモニウムと呼ばれる化合物で、ヨウ素と同様にタンパク質を変性させると考えられます。
私は、セチルピリジニウムの入ったトローチを2日くらい使ったら、口内炎ができてしまいました。
トローチを使うときは、気を付けてください。
トローチ、咳止めについてはこちらをご覧ください

口内炎の薬にも入っていることがありますが、これは使わない方がよいでしょうね。


参考まで・・・

ヨード液は使わない方がうがい効果が高い

「うがいをしない群」「水うがい群」「ヨード液うがい群」に割り付けて、うがいの風邪予防効果を調べた実験があります。

その結果は、水うがいには効果があったけれど、ヨード液うがいうがいをしないのとかわらなかった、というものでした。
というわけで、実はうがいは水で十分なのです。

緑茶だと、さらに効果的だとも言われています。
実は、ミント水に緑茶を入れてみたのですが、すぐに色が変わってしまい、そのうえ、時間が経つと渋みが強くなってしまいました。





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