いきいき!エバーグリーンラブ: 女性の人生は女性ホルモン次第

2017年2月4日土曜日

女性の人生は女性ホルモン次第

自分の人生の最期について、それがいつ頃で、どんな状態になっているかについて、考えたことはありますか?
「長生きできるかどうか、最後に健康か、寝たきりになっているかは、運命だから考えても仕方ない」と思ってはいませんか?

もちろん、避けられない不幸な出来事がある可能性は否めません。
でも、分かれ道を間違った方向に進むことが、「寝たきり」への第一歩になるのは、ほぼ、間違いありません。

人生の分かれ道が訪れる年齢は、特に女性の場合、だいたい決まっています。

今回は、
  • 分かれ道が訪れる年齢
  • 女性に等しく分かれ道が訪れる理由
  • それぞれの道の顛末
についてお話しします。

人生は長い。が、健康が保障された期間は長くない

平均余命は年を取るほど長くなる

平成27年(2015年)簡易生命表によると、
男性の平均寿命は80.79年、女性の平均寿命は87.05年
どちらも前年を上回っています。
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平成27年の平均寿命というのは、平成27年に生まれた子供が平均あと何年生きられるかを、統計学的に求めた年数です。

では、平成27年に50歳の女性はどうかというと、平均してあと38.13年生きられると考えられます。

このように、年齢ごとに求めた残りの平均生存年数を平均余命と言います。


平均余命から算出する寿命は、年齢が上がるごとに高くなります。

50歳の女性は  50+38.13=88.13歳
70歳の女性は  70+19.92=89.92歳
となります。

昭和22年(1947年)の女性の平均寿命は 53.96歳、昭和30年(1955年)でも 67.75歳でしたから、ずいぶん、長生きになったものですね。

とはいっても、単純に喜んではいられません。

社会インフラや医療の整備で致命的な感染症が少なくなったり、平和と経済発展によって、戦争や飢えや寒さで死ぬことがなくなったりしたことで、寿命は伸びました。
でも、人間の身体そのものが90年寿命仕様になったわけではありません

女性の健康が保障されているのは生殖できる間だけ

多くの生物の雌は、生殖年齢を過ぎる、つまり、卵巣の機能が止まり生理が来なくなって妊娠できなくなると、ほぼ寿命となります。
人間に近い動物をみても、生殖年齢をこえて生きる期間は、ニホンザルで5~10年、チンパンジーでも10~15年程度だそうです。

私たちの遺伝子も、だいたい50歳+20年くらいで死ぬ生物として完成しているのでしょう。

生物(生命)の本質(目的)は子孫を残すことです。
残りの20年の人生は遺伝子が保障してくれていない、ともいえるでしょう。

医療技術の進歩に伴う、薬や外科的処置で延命的な医療で90歳近くまで生きてはいるものの、日常生活に支障のない健康な状態を保ち続けられることは稀なようです。

更年期以降、身体は見えないところで脆弱化が進行

女性では、50歳を境に急激に骨密度が下がり始め、骨折率が高くなっていきます。
また、血管が固くなり脆くなって詰まる動脈硬化(心疾患、脳卒中などの原因)も急に進行します。
では、なぜ、男性と女性とでこんなに違いがあるのでしょうか?

50歳前後が、多くの女性にとって生殖年齢が終わる時期だというのがポイントです。
生殖年齢が終わる=卵巣の機能が止まる=女性ホルモンの分泌がなくなる
女性は、若い間、ずっと女性ホルモンに守られているのです。
女性ホルモンは万能薬です。
生殖にかかわるだけでなく、血管、骨、免疫系、神経系・・・様々な機能を守ってくれます。

この女性ホルモンが出なくなってくるのが更年期。
「私は更年期症状がないから大丈夫!」という方もいらっしゃいますね。
ところが、更年期症状は現れていなくても、体の中では上に書いたことが起きています。
その証拠に、50歳代では元気でも、70歳、80歳となると、ほとんどの方は、更年期症状よりもっと重く致命的にもなる症状が現れます。


骨粗鬆症をみても、男女の差は歴然

グラフを見てください。
膝の骨が骨粗鬆症になる割合が、60代から、男女でどんどん差が開いていきます。

エストロゲン,女性ホルモン,更年期,更年期症状,ホルモン補充療法(HRT),骨粗鬆症,動脈硬化,リウマチ,関節痛,骨折,女性医学,閉経80歳以上の女性では、8割以上が膝の骨粗鬆症患者。
膝以外の部位も骨粗鬆症になりますから、80歳のあなたが骨粗鬆症になっていない可能性が、果たしてどのくらい残されているでしょうか。

もちろん、運動や食事に気を配ることで多少は改善されます。
それでも、女性ホルモンの力には遠く及ばないのが現実です。

ちなみに、男性でも、若いころから女性ホルモンは少量分泌されています。
高齢になっても変わらず分泌され続けるので、女性に比べて骨折の割合が低くなっているのです。

更年期を過ぎても元気でいるために

「女性ホルモンを補う」ということを考える

糖尿病でインスリンが出なくなった方は、迷わずインスリンの注射を打ちますね。
インスリンもホルモンの一種。
「なくなったら、一大事」ということは、糖尿病でない方でもご存じでしょう。

女性ホルモンがなくなることも、インスリンがなくなるのと同じくらいの一大事なのですが、骨が折れたり、リウマチになったりと、致命的な症状が現れるまでに時間がかかるので、放置されてしまいがちです。

ここで、提案があります。
更年期を迎えたら、ホルモン補充療法(HRT:Hormone replacement therapy )で女性ホルモンを補ってはいかがでしょうか?

HRTで最期まで自立して生きる

HRTは、日本ではまだあまり一般的になっていませんが、海外では女性のサクセスフルエイジング実現のための方法としてかなり普及しています。

50歳のあなたも、88.13歳まであと38.13年間を他人や子供に頼らずに生きたいと思いませんか?
最期まで、おいしく食事をしたり、散歩を楽しんだりしたいと思いませんか?
女性は、閉経を迎えるころ・・・50歳前後からHRTを行うことで、それが可能になります。

「いきなりHRTと言われても 、何のことやら・・・」と思われる方も多いと思います。
これからブログの中で、更年期とそれ以降の女性の健康や、HRTに関する話題を取り上げていきますね。
参考にしてください。


注意

  • HRT を行う際には、定期的に運動することをお勧めします。
  • HRT に用いる薬を入手するには、病院で医師に処方していただく必要があります。
  • 基礎疾患がある方などでは、HRTが行えない場合もあります。
  • HRT には注意すべき副作用があります。
  • HRT 実施にあたっては、婦人科を受診して、医師に相談してください。

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