慶宮医院をはじめて受診した年齢 51歳
主訴 手、腕、肩の痛み、気分の落ち込み
HRTに使っている薬 エストラーナテープ、デュファストン
朝起きたときに手の指が腫れて痛痒い感じがしたのが始まりだったと思います。
昼頃になると感じなくなりましたが、翌朝には痛みが増していました。
さらに、肩から指先まで痛みは広がって、力が入らないし、腕を後ろに曲げられないので一人では着替えることもできず、日常生活に困るレベルになってしまいました。
年齢的に五十肩かな、と思ったものの、体が痛いと何をするにも前向きになれません。
ずっとフルタイムで勤め続けてきた会社も辞めることにしました。
出張もあり、こんな状態では、とても続けられないと思ったのです。
何が原因なのか、どうすればよくなるのか見当もつかず、うつに近い状態だったと思います。
病院は、いろいろ行きました。
かかりつけの内科はもちろん、神経内科、整形外科、婦人科・・・いろいろな科で、痛み止めの薬を出されたり注射をしたり、電気を通してみたり。鍼治療もしました。
どの治療も、一瞬よくなったような気がしても、すぐ元の状態に戻ります。
ブロック注射をした時にはかえって痛みが増してたいへんなことになりました。
婦人科では女性ホルモンのパッチを処方されたのですが、2~3週間使ってみて効果を感じることができず、効かないものと思って通院を止めてしまいました。
検査もたくさん受けましたが、どれもはっきりした結果を得られず、何の病気なのかさっぱりわかりません。
困った末、自分でパソコンで検索して慶宮医院にたどり着きました。
クロワッサンに載っていた宮地先生の記事も読み、「これかもしれない」と受診したのです。
慶宮医院で、血液検査で女性ホルモンの値を測ったところ、あまりの低さに驚き、これが原因だったのかと納得しました。
エストラーナテープとデュファストンを使いはじめてから、効果を感じるまでに、そんなに時間はかかりませんでした。
痛みが取れて、何年かHRTを続けたところで、子宮筋腫が大きくなったのでいったんHRTをやめたことがあったのですが、痛みが出てきたので再開しました。
今では、HRT開始からもう8年になります。
最近、エストラーナテープを半量(0.36mg)にして、様子を見ているところです。
宮地先生からは、「80歳でも続けている方もいますよ」と伺っています。
60歳を過ぎたらもう少し弱い薬に変えることもできるというので、しばらくは続けていこうと思っています。
HRTで乳がんになる確率が高くなると聞きますが、今、痛みがない状態で普通の生活ができることのほうが、後々乳がんなるよりずっと重要です。
今では、以前とは違うところですが、パートで仕事にも復帰しました。
宮地先生に出会えて、本当によかったです。
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