いきいき!エバーグリーンラブ: 飲酒でボケが早まる!

2014年8月20日水曜日

飲酒でボケが早まる!

アルコール, 認知機能, 認知症, 飲酒,
今日はお酒好きの男性にはちょっとショッキングな研究をご紹介します。


お酒は認知機能低下の原因となる可能性を示した研究です。
認知機能とは記憶・学習・判断・コミュニケーション能力など普段の基本的な脳の機能のことを言います。
歳をとると誰でも、この機能が落ちてきます。
つまり遅かれ早かれある程度はぼけていくんですな。
この機能が何らかの原因で、病的に低下してしまうのが、アルツハイマー病などの認知症です。


研究の方法は、
・イギリス人で5054人の男性、2099人の女性(44から69歳)で

・過去14年間で3つの時点での研究参加者のアルコールの消費量を調査して

・研究開始時点で、参加者の認知機能をテストして、その後10年間で2回追加してテストした

・研究開始時点でのテスト結果と比較して、参加者の認知機能のテスト結果低下率を計算した


結果として、
・アルコールを飲めない下戸の男性と、やめた男性、アルコール量にして20g未満飲む男性では認知機能の低下はなかった

・アルコール量にして1日に36g以上飲む男性は、0.1g~19.9g飲む男性と比較して、10年間での認知機能の低下スピードが明らかに早かった(10年で11.5年から15.7年分の低下率に相当)

・女性では、男性と対照的に、下戸なので飲めない女性のほうが、1日に0.1g~9.9g飲む女性と比較して、10年間での認知機能の低下スピードが明らかに早かった(10年で約15年分の低下率に相当)

つまり、

男性では、アルコールを1日に36g以上飲むと10年間で最大5.7年分余分に認知機能が衰える

女性では、全く飲まないよりたしなむ程度に飲んだほうが認知機能が衰えない


という結果です。

うーん。
私もお酒は嫌いとはいえないので…。ショック…。

ちなみに、アルコールの36gって具体的にどれくらいのアルコール飲料の量なのでしょう。

アルコール飲料のアルコール重量の計算方法は

アルコールの重量=お酒の体積(mL)×[アルコール度数(%)÷100]×0.8

となります。
0.8はアルコールの比重です。

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例として5%のビール中びん500mL1本では、
500×[5÷100]×0.8=20gとなります。

36gのアルコールを私の好きなワイン(アルコール14%とします)に換算すると、

36g=ワインのmL×[14÷100]×0.8
となって、
ワインのmL=321mLとなります。
ハーフボトルにちょっと足りないぐらいですね。

このくらいの量は毎日飲んでしまっている私は、日々、認知機能を衰退させ続けているということです(^_^;)

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