いきいき!エバーグリーンラブ

2014年7月10日木曜日

風邪薬の選び方【解熱薬】


熱があるときの薬の選び方

頭痛・生理痛の薬から選びましょう。
熱・頭痛・生理痛には、だいたい同じ薬が効きます。
なので、解熱薬のことを解熱鎮痛薬ということもあります。
ついでに炎症を抑える作用もあると、解熱消炎鎮痛薬と呼ぶこともあります。

店頭で買える鎮痛薬の中で一番効くのはロキソニンS(ロキソプロフェン)だといわれていますが、イブプロフェンアスピリン(アセチルサリチル酸ともいいます)、アセトアミノフェンでも十分です。
ロキソニンSは値段が高いですからね。

カフェインやブロムワレリル尿素など、ほかの成分も入っている薬がほとんどです。
一緒に飲めばより効果が上がることを期待して入っているのだと思いますが、さほど、関係ないように思います。
その証拠に、お医者さんが処方するときには、鎮痛薬しか出しません。
余計な副作用を避けるためには、鎮痛薬だけが単味で入っている商品をお勧めしますが、探すのが難しいかもしれません。

単味の薬の候補としては、イブプロフェンだったら「リングルアイビー」、アセトアミノフェンだったら「タイレノール」、アスピリンだったら「バファリンA」といったところが、探しやすいかと思います。
「バイエルアスピリン」も単味ですが、バファリンAのほうが、胃への刺激が少ないように工夫されているようです。

イブプロフェンには1回150㎎のものと200㎎のものがあります。
まずは、150mgを試してみるのがよいでしょう。

頭痛の薬は胃に悪いから何か食べてから飲むように、とよく言われます。
これは本当です。
ただし、理由は胃に悪いというだけではなくて、食べ物と一緒でないと、吸収できないことがあるためです。
ちなみにアセトアミノフェンは胃に悪いことはありません。
胃の弱い人にお勧めです。
理由は後で説明しますね。


薬は、作用を理解してから使いましょう

薬が身体のどこに作用しているのか、必要な作用以外にどんな作用を示すのか(これが副作用です)、よく理解することは大切です。


食品添加物を気にしている方は多いと思います。
でも、よく考えてください。
食品添加物にはいろいろな規定があって、ごく少量、決められた成分が選ばれてはいっているだけなんです。
それに比べると、医薬品は、明らかに体に何かしらの作用を示す物質が、作用を示すのに必要な量入っています。
本当に必要な薬を厳選して使う必要を感じませんか?

例えば・・・
胃腸障害やアレルギーが起こらず、使いやすいとされているアセトアミノフェンでも、大量に使うと、まれに重篤な肝障害が起こることがあります。
アセトアミノフェンは、総合感冒薬にもよく使われるので、総合感冒薬と鎮痛薬を一緒に飲んだら、たくさんアセトアミノフェンを飲んでしまっていた、なんてことにもなりかねません。


注意はこのくらいにして、解熱鎮痛薬の作用機序を見てみましょう。


鎮痛薬はどうやって効くの?

まずは、プロスタグランジンを紹介しましょう

プロスタグタンジンとは、、局所ホルモンとか、オータコイドと呼ばれる物質で、体の色々な細胞で色々な働きをしているものです。
細胞膜を材料にして、必要に応じて細胞の中で作られます。

血液を固めたり、血管を広げたり、痛みを感じさせたり、胃を守ったり・・・それはそれは、たくさんの作用を示します。
子宮を収縮させる作用もあります。
プロスタグランジンのおかげで、赤ちゃんが生まれてくるわけです。
ただし、この子宮収縮作用が、生理痛の原因にもなります。

解熱薬で生理痛が治るのは、この両方に作用するからですね。
どの作用も、本来は体を正常に保つための作用なのですが、日常生活に支障をきたすのは困る、というので、これを抑える薬がよく使われているわけです。

プロスタグランジンの作用の中で、熱を下げる作用にスポットを当てて、もう少し詳しく説明しましょう。
ウイルスが感染すると、これを退治しようと免疫系が働きます。
この時に出てくるサイトカインという物質の作用で、細胞壁を構成する不飽和脂肪酸の一つであるアラキドン酸が細胞の中に遊離してきます。
図の上の方の細胞膜の紫の部分が脂肪酸、脂肪酸の一部(赤い部分)がアラキドン酸です。

シクロオキシゲナーゼという酵素(タンパク質)が働くと、アラキドン酸はプロスタグランジンになります。
細胞壁はどの細胞にもあるので、どの細胞でもプロスタグランジンができるわけです。
プロスタグランジンの作用

プロスタグランジンに対する解熱鎮痛薬の作用

プロスタグランジンを作らせないのが解熱鎮痛薬

解熱鎮痛薬は、シクロオキシゲナーゼを働けなくする薬です。
つまり、解熱鎮痛薬はプロスタグランジンを作らせないようにするんです。
熱や痛みによく効きます。

アスピリン、ロキソニン、イブプロフェン、アセトアミノフェンなどが、よく見かける解熱鎮痛薬です。

湿布薬に入っているインドメタシン、ジクロフェナク、ケトプロフェンも、同じ作用を持っています。
これらの成分が入っている薬は、同じような商品名でもちょっと値段が高めです。
湿布については、また別の機会に説明しますね。

解熱鎮痛薬の中でも、アセトアミノフェンはちょっと作用メカニズムが違っていて、プロスタグランジンを抑える作用は弱いとされています。
解熱鎮痛作用は他の作用メカニズムがあるようですが、詳細はわかっていません。
他の解熱鎮痛薬に比べてマイルドな薬とされています。
それから、生理痛には、他の解熱鎮痛薬を使ってください。

解熱鎮痛薬に注意が必要な人

胃の弱い人

解熱鎮痛薬は、よく効く薬なのですが、副作用もあります。
胃粘膜を守っているプロスタグランジンを減らすため、胃の弱い人には向きません。
胃の弱い人はアセトアミノフェンがよいでしょう。

アセトアミノフェンは、ロキソニン、イブプロフェン、アスピリンなどに比べると、炎症を抑える作用が弱いとされていますが、副作用は少ないので、まずはアセトアミノフェンを試してみるのが良いかもしれません。

喘息の人

アスピリン喘息といって、稀にですが、喘息が起こりやすくなる人がいます。
喘息の人も、アセトアミノフェンがよいでしょう。

頭痛で1か月に10日以上解熱鎮痛薬を使っている人

薬剤誘発性頭痛と呼ばれる頭痛があります。
名前の通り、頭痛薬の使い過ぎで起こる頭痛です。
1か月に10日以上、頭痛薬を使っている人は、その可能性があるのでお医者さんに行くことをお勧めします。

薬を飲んでも効かなかったらどうする?

飲み薬は、効果が出るのにだいたい30分かかります。
なので、30分はがまんしてください。

30分を過ぎても効かなかったり、ちょっとは効いたけどまたぶり返してしまったりしたら、4時間以上間隔をあけてからもう一度薬を飲んでください。
お医者さんによっては大事を取って「6時間あけてください」といわれることもあるようですが、私は4時間で飲んでいます。
おなかがすいているときに飲んで効かなかったときに、何か食べたら効いてきたこともあります。

2回飲んでも効かなければ、人によって効きにくい成分があることもあるので、違う成分の薬に変えてみるのもいいです。
ただし、薬が効かないような重篤な病気の場合もあります。
具合が悪ければ、早めにお医者さんに行きましょう。

最後にひとこと

解熱鎮痛薬は、感染した状態を治そうとして体が出している熱を無理やり下げたり、痛みを感じにくくしたりする薬です。
症状を取る効果は高いですが、体を健康な状態に治しているわけではありません

熱が出るのは、そのほうがウイルスや細菌と戦いやすくなるので、体がそうしているのです。
くしゃみや咳や鼻水が出るのもウィルスなどの病原体を外に出してしまおうとしているのです。

どうしても症状を抑えなければならない時以外は、薬を飲まずに安静にしていたほうが風邪は早く治るかもしれません。
薬を飲む前に、そのことを思い出してくださいね。


もうひとつ。
風邪で食欲がないときには、無理をして食べないことです。
胃腸が弱っているために食欲がないのですから、食べても十分吸収されません。
水分だけ補給するといいでしょう。

⇒総合感冒薬についてはこちらをご覧ください。


2014年7月9日水曜日

むくみの原因(メカニズム)

みやざきちかし ミヤザキチカシ
立ち仕事などで、夕方になると足がむくんで靴がきついとか、靴下の跡がつくとか、手の指が腫れて指輪抜きにくくなるなど、お悩みの方も多いと思います。

むくみですよね。

今日はむくみのメカニズムについてみてみましょう。 
むくみ(浮腫)は、細胞と細胞の間の水分が、多くなりすぎた状態です。
細胞と細胞の間を満たしている水分を「細胞間液」「組織液」「間質液」などと呼びますが、呼び方が違うだけで同じ意味です。
細胞と細胞の間を満たしている液体ですから「細胞間液」がわかりやすいので、この言葉を使って説明します。

血管とリンパ管

下の絵で、赤から青へ色が連続しているパイプが血管(動脈~静脈)です。
血管は体の隅に行くほど細くなり、やがて動脈から静脈となり、また太くなっていきます。
すみれ色のパイプはリンパ管です。
リンパ管は、体の隅々に通じていて、リンパ節に向かってリンパ液を送っています。

下の絵は、血管がもっとも細くなる体の隅ずみの部分、いわゆる末梢の細胞の集まり(組織)での模式図です。
末梢組織では、細胞たちが、血管(動脈)に乗って流れてきた、酸素、水(H2O)、栄養素の供給を受けます。
静脈とリンパ管は、余分な細胞間液や、細胞が出す老廃物を運んでくれる役目があります。
水、栄養素はとても小さく、血管の中で液体成分である血漿(けっしょうと読みます)に溶け込んでいます。

動脈から、酸素、水、栄養素が細胞に配られて、一方、細胞から出るいらない老廃物を静脈やリンパ管が送り出すためには、血漿と細胞間液のやり取りが欠かせません。
末梢組織を通る毛細血管には、大きな穴が開いていて、赤血球が運んできた酸素や、血漿中の水、栄養素など小さな物質を自由に通します。
末梢組織では、血漿が細胞間液となり、細胞間液が血漿となり、どちらも、ほぼ自由に行き来しているといえます。

下の絵ではその様子を矢印と点線の矢印で表しています。

ムクミ(フシュ)

ムクミ(フシュ)
むくみ(浮腫)のメカニズム

むくんだ状態ってどういうこと?

絵の上の青い点線で囲まれた部分は、むくんでいない正常な組織です。
下のオレンジで囲まれた部分がむくんだ状態です。

正常組織では、血漿と細胞間液のやり取りは盛んで、余分な細胞間液は、細胞の出す老廃物や、死んだ細胞の残りかすなどもリンパ管に吸収されて、これらの働きで、一定の体積(図では面積)を保たれています。
でも、むくんだ組織では血管に細胞間液が戻っていかず、細胞間にとどまってしまっています。
また、余分な老廃物などが細胞間液とともにリンパ管に吸収されず、これが原因で、オレンジの点線で囲まれた体積は青い点線で囲まれた体積より大きくなります。
体積が大きくなる、つまり普通より膨らむ、これがむくみのメカニズムです。

ちなみに、すべての体液で体重の60%を占めていて、細胞間液は体重の15%、血漿は5%の割合です。
また、細胞の中の体液=細胞内液の体重に対する割合は40%です。


ではなぜ、健康な人でもむくむのでしょう

注目は、緑色の点であらわした、アルブミンというタンパク質と、すみれ色であらわしたリンパ管です。
アルブミンは肝臓で作られて、血液に乗って体中を回っているタンパク質です。
いろいろな働きがありますが、もっとも大事なのは、末梢組織で、血漿と細胞間液のやり取りを調節する働きです。

血漿の中の小さい物質は毛細血管を通り抜けられますが、アルブミンは大きなタンパク質なので、ほとんど通り抜けられません。
この血液中のアルブミンが浸透圧を調節しているのです。

青い点線で囲まれた、正常な組織の血管には、緑の点のアルブミンがたくさんあります。
血管内の濃度が細胞間液に比べて高い状態です(浸透圧が高い状態)。

でも、オレンジの点線で囲まれたむくみの組織の血管では、アルブミンが少なくなっていて、細胞間液とあまり変わりません(浸透圧に差がない状態)。

物理法則として、濃度は一定になりたがるので、正常組織のように血管の中と細胞間の濃度に差があり、血管内の浸透圧が細胞間より高い場合は、血漿(血管の中)から細胞間液に移動した液体が、再び、血管に戻ろうとします。

ですので、正常な組織では、いったん血漿から細胞間液として出たものの9割は、再び血漿として回収されるため、むくむことはないのです。

では、むくんでいるのはどういう状態なのでしょうか。
むくみの場合は、血管の中と細胞間の濃度に差がないか、細胞間の浸透圧のほうが高い状態。
濃度に差がない場合は血漿から細胞間液に移動した液体が、再び、血管に戻れず、細胞間に留まってしまうのです。

細胞間液の浸透圧のほうが高い状態では、血管内の水分を細胞間液に引き寄せ、むくみがさらに進みます。

また、血漿から細胞間液として出た液体の残りの1割はリンパ管に吸収されていくのですが、リンパ管の働きが悪くなると、吸収も遅くなり、これも、むくみの原因になります。

今はやりのリンパマッサージは、リンパ管をマッサージすることで働きを高めることを期待されて行われているのでしょう。
細胞間液として出た液体の残りの1割がリンパ管に吸収されていくので、リンパマッサージの効果の程度も推定できますね。

アルブミンがちゃんと働いていない状態って?

アルブミンは、肝臓が疲れていると十分作られません。
大量に毎日のように飲酒している人では、アルコールの代謝に肝臓が忙しくて、アルブミンの産生効率が低下してしまうと考えられます。
また、アルブミンは栄養状態が悪いと作れません。
疲労したり、何らかの原因で食事でタンパク質が十分とれていないとむくみやすくなるのです。
極端なダイエットが原因のむくみも無視できませんね。

飲酒した後のむくみ


ちなみに、アルコールを飲んだあくる日、むくむことがあるかと思います。
アルコールを代謝するのに水が必要です。
ですので、飲酒中は脳が水分を摂れと指令を出して、無意識に水分を必要量取り込み、それを使って肝臓がせっせとアルコールを代謝してくれます。
しかし、酔いが進むと、脳の水分調節をつかさどっていた機能が低下していまい、水を摂りすぎてしまうようです。

また、酔いが回って、そのままベッドに倒れこむ、といった事態になりがちですが、睡眠中は抗利尿ホルモンが分泌されるので、これが水をため込む原因ともなります。
抗利尿ホルモンとは、名前の通りおしっこを出さないようにするホルモン。
夜中におしっこをしなくて済むように分泌されるのですが、むくみには逆効果なわけです。

飲酒して、あくる日むくまないコツは、お酒とともに、必要以上に水をごくごく飲まないことです。
ストローを添えたコップで水を飲むのがお勧めです。
また飲酒中はおしっこを決して我慢しないことも大切です。

ただし、二日酔いの予防には水をたくさん摂るのが効果的。
どちらを取るか、悩みどころです。

ナトリウム(塩分)の取りすぎも原因に

ナトリウム(塩分)の摂りすぎもむくみの原因となります。
ナトリウム(塩分)をたくさん摂ると、細胞間液のナトリウム濃度が高くなり、浸透圧が上がります。
すると、細胞間液の濃度を下げようとして、血管内の水分を引き寄せます。
こうして細胞間液の体積は増えて、むくみとなるのです。
細胞間液は増加しているのに、血管内の血液量(体積)は減少しているという状態です。

これを腎臓は、細胞間液が減ったのだと勘違いして、ナトリウムと水分を尿として排泄することを抑えてしまい、細胞間液のナトリウム濃度がさらに上がり、さらにむくむという悪循環になります。

また、血中のナトリウム濃度が上がると、脳の視床下部の口渇中枢が働いてナトリウム濃度を低下させようと、水を飲むように指令します。
これが、塩辛いものを食べたときにのどが渇く理由です。

こんなわけで、ナトリウムを摂りすぎると、細胞間液も血管の中も、体中に過剰な水に満たされてしまっているわけです。

日本人の多くは、食塩や塩辛い味付けのものを摂りすぎで、むくみがちで、これが原因で、高血圧となっている場合が多いと思われます。

まとめると、特に病気のない人では、

●むくみは細胞と細胞の間に液体がたまってしまう状態

●むくみは疲労やタンパク質の摂取不足、肝臓の機能が落ちると起こる

ナトリウム(塩分)の摂りすぎでも起こる

●アルコールも原因となる


ということになります。
むくみやすい人は覚えておいて損はないと思いますよ。

これ以外にも、糖尿病予備群の人では、糖の摂りすぎでむくむ可能性があります。
糖質制限でむくみがなくなったという人は意外に多いようです。
この話は下のページで。
糖質制限 糖質は何gまでOK?

また、脱水によって却ってむくむこともあります。
これについてはまた別の機会にお話ししますね。

有酸素運動と無酸素運動の違い

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運動には無酸素運動と有酸素運動があることはご存じだと思います。
無酸素運動は、瞬発力や渾身の力が必要となる短時間の運動で、短距離走や重量挙げなどのハードな運動で、通常無意識に息を止めて行います。

一方、有酸素運動は、力はそれほど出さない持続的な運動で、多くは腹式呼吸で行われますが、一定のペースでしっかりと呼吸をして、十分に酸素を取り入れながら行うものです。

ダイエット=皮下脂肪の燃焼には、有酸素運動が有効なことが分かっています。


無酸素運動と有酸素運動とでは、運動に使用するエネルギーも異なります。
無酸素運動では、筋肉は瞬発力が必要なので、血中のグルコース(ブドウ糖)が足りないと、筋肉内部に蓄えたグリコーゲンからグルコース(ブドウ糖)を取り出して使用します。
しかし、グリコーゲンは全身の筋肉に蓄えられている総量でも、成人男性で250~300gで、熱量にして、1000~1200kcalほどで、長時間の運動では枯渇してしまいます。

ちなみに体重60kgの成人男性が1時間クロールで水泳をすると約1200kcal消費します。

無酸素運動は細胞の細胞質で糖が代謝されエネルギーを作りますが、効率は悪く、細胞を元気にするミトコンドリアが働きません。


一方、有酸素運動では、エネルギー源として、グルコース(ブドウ糖)も使いますが、主に脂肪の成分である脂肪酸を使います。
実は、筋肉はグルコース(ブドウ糖)より脂肪酸のほうを好んで使うのです。

なぜなら、脂肪酸は、皮下脂肪の形で体に大量に貯蔵されていますので、グリコーゲンのように貯蔵量に限りはなく、持久的な運動に向いているのです。
そして、有酸素運動では酸素がたっぷりと供給されるので、細胞を元気にするミトコンドリアの発電機TCA回路がフルに稼働します。

アンチエイジング, ダイエット, ミトコンドリア, 有酸素運動,無酸素運動,ブドウ糖,筋肉、エネルギー,細胞,水泳,ヨガ運動をしながら軽く汗かき、ちょっとだけ息があがるような、ややきつめの持久的な有酸素運動が、ミトコンドリアを活性化させます。
週に3回ぐらいは行いたいですね。


ヨガや太極拳などもいいですが、よほどハードにやらないとダイエットは難しいでしょうね。
ゆうさんそうんどう むさんそうんどう ちがい
有酸素運動と無酸素運動の違い
ダイエットに有酸素運動が向いているというのは、ここからわかります。

皮下脂肪を効率的に減らすには、脂肪酸をエネルギー源にした、ちょっときつめの有酸素運動がお勧めです。

ミトコンドリアがフルに稼働しアンチエイジングになります。


2014年7月4日金曜日

むずむず脚症候群



むずむず足症候群 レストレスレッグスシンドローム糖質制限 座っていられない 夜中に眠れなくなる 当帰芍薬散 トウキシャクヤクサン  四物湯 シモツトウ 電車 動かさずにはいられない 

むずむず脚症候群って聞いたことありますか?

じっとしていると、足がむずむずしてくるから「むずむず脚症候群」。
むずむずといってもいろいろで、虫が這うような感じだとか、動かしたくなるような感じだとか人それぞれです。

私の場合は、立たずにはいられなくなります。
「虫がはうような感じ」はしません。
「虫がはう」のと「動かしたい」のとは、あまりにも違うので、個人的にはこの2つは別のタイプの病気じゃないかなぁと思っています。

足の裏 イラスト むずむず足症候群 レストレスレッグスシンドローム糖質制限 座っていられない 夜中に眠れなくなる 当帰芍薬散 トウキシャクヤクサン  四物湯 シモツトウ 電車 動かさずにはいられない ムズムズする
さて・・・
私はこのむずむず脚症候群とつきあいはじめて、かれこれ40年になります。



はじめは中学に通っていたころ。
バスに乗っている20分が耐えられなくて、かといって、その日症状が出るかどうかは
座ってみないと分からない。
通学時間は貴重な睡眠時間だったので、できれば座りたい。
乗るのが始発のバス停だったので、ここから座らないで我慢することはしたくない。
で、いつも座って途中で後悔することを繰り返していました。

むずむず脚歴30年

母には相談しました。
「私、バスで座ってると、足が立ちたくなるんだよね・・・そういう病気ってあるのかなあ」


笑われました。思いきり。
「そうか、これは笑われるような症状なんだ」
そう自覚した私は、それ以来、誰にも相談せずに、通学、通勤で悩み続けたのです。

中学・高校は近かったけれど、1時間半以上かけて通った大学は遠かった。
ただ、大学に行くにはバスのあと、3本も電車を乗り継いだので、
座っている時間は長くても30分。

それに引き換え、就職してからは、バスの後50分電車に座り続けるので、これはなかなかハードでした。
ちょっとだけ、かかとを浮かしてみたり、荷物の位置をずらしてみたり。
立てばいいのに、と言われそうですが、通勤は、通学の時にも増して貴重な睡眠時間なんです。
ここでの50分の睡眠時間は、私の短い睡眠時間を補うためになくてはならないものでした。

寝ていればむずむずしないんじゃないかって?
ところが、むずむずしてくると、どんなに眠かった日でも眠れなくなるんです。
もちろん、夜寝ているときにも同じことが起こります。
そうなると仕方ないから、起きてストレッチをしたり、むやみに家の中を歩き回ったり。
ただ、寝ているときなのであまり起きたくはない。
しつこいようですが、睡眠時間は非常に短いので。
寝たまま自転車こぎをして治すことが多かったですね。

原因はいろいろ言われているようですが、治療法に決め手はありません。
薬もありますが、そこまでひどくもないか・・・・と。
仕事もPCに向かうことが多かったので、午後になるとこっそり片足ずつ正座?してごまかしました。
あと、厳しいのは、長時間新幹線や電車に乗ること。
だいたい、症状が出るのは午後なので、その時間帯には通路側の席を取るようにしていました。
本当は窓際が好きなんですが。

思いがけず、効果があった治療法は

苦労すること30年。
思いがけないところから、この症状が治ってきのでご紹介します。

第1弾は漢方薬。
それも、ひどい肩こり+頭痛を治そうと飲み始めた漢方薬が効きました。

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
四物湯(シモツトウ)

これで、夜目を覚ますことが少なくなりました。
残ったのは、帰りの電車の中。
時々夕方、仕事中に症状が出ることもありました。

そして、さらによくなったきっかけの第2弾、それが糖質制限だったんです。
完治はしないまでも、症状が感覚的に10分の1くらいになりました。
理由なんてわかりません。
そもそも、病気の理由がわからないのですから。

もし、同じ症状で悩んでいる方がいましたら、試してみるといいかもしれません。

その後、ちかし室長の研究の成果で、漢方と新しい対策をしたところほとんど完治しました。
詳しくはこちらをどうぞ
⇒解決!レストレスレッグス(むずむず脚)症候群

効果があったら、是非ご一報くださいませ。

2014年7月1日火曜日

ミトコンドリアの数で若さが決まる


ミトコンドリアのミトちゃんをご紹介しましょう。

エバーグリーンラブのマスコットキャラです。

どうしてミトちゃんがマスコットかというと、ミトコンドリアが若さや健康のもとだからです。
ミトコンドリアのことを知ると、アンチエイジングとは何かとか、病気にならないためにはどうすればいいかなどが、わかってきます。
なので、今後も取り上げていきますね。
まずは、第一弾!!
ミトコンドリアは我々のパワーの源という話です。

ミトコンドリアって何?

ところで、ミトコンドリアってどこにあるかご存じですか?
私たちの細胞の1つひとつにあるんです。

しかも、ミトコンドリアは細胞のなかで「生きて」います。
ミトコンドリアは分裂したり融合したりします。
そう、状況に応じで自分自身で増えたり減ったりして生活しているんです。
つまり、知らないうちに私たちはたくさんのミトコンドリアを体の中に飼っていることになります。

どのくらいたくさんかというと・・・
私たちの体には40兆個の細胞があるとされます。
その細胞1つずつに、100~5000個ほどのミトコンドリアがいるんです。
とすると・・・あとは自分で計算してください。
かたちは、というと、ミトちゃんのような感じです。
思い出してきませんか?
中学のころ、理科で習ったことがあるでしょう?


ミトコンドリアの数は臓器や組織によって違います。
肝臓や筋肉などの活動が盛んな細胞ほど、ミトコンドリアの活躍が必要で、そのために数も多いようです。
なぜなら、ミトコンドリアが細胞にエネルギーを与える「発電所」だからです。
全身の細胞はミトコンドリアからパワーをもらっているのです。

ミトコンドリアがない細胞もあります。
赤血球や眼の角膜、水晶体。
これらは、エネルギーをあまり必要としない細胞です。
ミトコンドリアは、必要とされるところを、ちゃんと知っているんですね。

細胞はミトコンドリアにパワーをもらう

ところで、人間にとってエネルギーって何だと思いますか?
それはATPです。
アデノシン三リン酸を略してATPといいます。
アデノシンに3つリン酸がついているもので、これがどうやってエネルギー源になるかは、説明が難しいので、別の機会に。

ここでは、ATPが全身の細胞が共通して使っているエネルギー電池で、それを作っている発電所+充電機ミトコンドリアだということを覚えておいてください。

どのような栄養素でも、エネルギーとなるには最終的にはこのATPを生み出す反応が起こらなければなりません。
ATPを生み出す反応を一番効率よくできるのがミトコンドリアです。
ミトコンドリアの中でATPを作り出している装置をTCA回路といいます。
発電所でいえばタービンですね。

下の絵のように、グルコース(ブドウ糖)を1つ取り込んだ細胞で、ミトコンドリアの中にあるTCA回路というタービンが回れば、36分子(個)のATPができます。
ミトコンドリアのタービンを効率よく回すためには、酸素が欠かせません。

実は、TCAサイクル以外でもATPを作ることはできるのですが、ひどく効率が悪いのです。
酸素がないと、この効率の悪い方の装置でATPを作ることになります。
細胞に取り込んだグルコースがピルビン酸に変わるところまでは一緒。
でも、酸素がないと、ピルビン酸はミトコンドリアに入らずに外側の細胞質で代謝されて、たった2つのATPにしかなりません。
もっとミトコンドリアの仕組みを知りたい方はこちらもどうぞ
老化防止の鍵はミトコンドリア にある

ミトコンドリアがいかに上手に栄養素を燃焼させて、ATPを取り出しているかがわかりますね。
ミトコンドリアは優秀な発電機なのです。
ミトコンドリアが働いてくれれば、細胞は効率よく活力を得るわけです。

みとこんどりあ ティーシーエー はつでんしょ
ミトコンドリアとTCA回路・発電所


ミトコンドリアを減らさないことがアンチエイジング

さて、このありがたいミトコンドリアですが、年齢とともに減っていってしまうようです。
ミトコンドリアの機能も年齢とともに低下して、ATPの産生が低下して、次第に活性酸素が多く出るようになるようです。
活性酸素は、ミトコンドリア自体を傷つけてしまうので、結果として細胞中のミトコンドリアが減少することにつながります。

ですので、細胞内のミトコンドリアを減らさないことが、アンチエイジングにつながるといえます。

ミトコンドリアを増やそう!

では、ミトコンドリアを増やすにはどうしたらよいのでしょうか?
ミトコンドリアは、細胞が活動するときに必要なエネルギー供給発電機ですから、体を動かして、酸素を取り込み、ミトコンドリアにエネルギーを要求すればよいのです。
ちょっときつめの有酸素運動が最適です。
運動をしながら軽く汗かき、ちょっとだけ息があがるような、ややきつめの持久的な有酸素運動が、ミトコンドリアを活性化させます。
1回最低30分ぐらいを週に3回は行いたいですね。

有酸素運動と無酸素運動の違いはこちら


ミトコンドリアが好む酸素を多く取り込む有酸素運動を行えば、ミトコンドリアは分裂し数を増やしてくれます。
また、ミトコンドリアは体の要求に応えて酸素を使って呼吸をし、ATPを生み出す能力がどんどん向上します。
また、筋トレなどの筋肉量を増やす運動によって筋肉が増えれば、筋肉にはミトコンドリアがたくさんいますので、より数が多くなるというわけです。
有酸素運動に慣れてきたら、ぜひ筋トレなどの筋肉を増やす運動(無酸素運動)も組み合わせてください。

女性が男性より長生きなのは、ミトコンドリアが多いからだとの説があります。
なぜなら、女性の筋肉は、持久力に富むミトコンドリアがたくさんある赤筋(遅筋)が多く、逆に男性は瞬発力に長けていて、ミトコンドリアが少なくてよい白筋(速筋)が多いからとされています。

若さを保つのに運動が大切!と、誰もが思っていますね。
その理由の1つの鍵が、ミトコンドリアの数を増やすことだったのです。


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