いきいき!エバーグリーンラブ: 風邪薬の選び方【鼻水の薬】

2014年7月17日木曜日

風邪薬の選び方【鼻水の薬】

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風邪で鼻水が出るとき、総合感冒薬はNG

以前、風邪をひいたとき、総合感冒薬ではなく、その時の症状を抑える成分だけが入っている薬を選んだほうがいいというお話をしました。
⇒総合感冒薬って何に効くの?


今日は風邪などで鼻水が出るときの薬の選び方をお話しします。
その前に、鼻水が出るメカニズムをちょっと見てみましょう。

鼻水はこうして作られる

風邪は、ウイルスが原因で起こります。
ウイルスは何かの細胞の中でなければ生きていけないので、自分が入ることのできる細胞を探しています。
また、ウイルスはあまり器用ではないので、入ることのできる細胞はかなり限られています。
ウイルスが細胞に入ることを感染といいます。
風邪ウイルスは皮膚のような丈夫な細胞には感染できません。
風邪ウイルスが感染しやすい細胞・・・それが、鼻やのどの粘膜の細胞なのです。

鼻やのどの粘膜が乾燥して、ウイルスを外に出す粘液が少なくなっていると、余計、ウイルスは感染しやすくなります。
だから、冬場によく風邪をひくのですね。

それに、どんなウイルスでものどや鼻に感染するわけではなく、たまたま、のどや鼻の粘膜に感染できる素質を持ったウイルスがはいってきて、そのとき、のどや鼻の粘膜が感染しやすい状態だったときに感染するわけです。

話をウイルスがのどや鼻の粘膜に感染したところに戻しましょう。

ウイルスが鼻水を作って出しているわけではありません。
鼻水を作って出しているのは、私たちの鼻の粘膜の細胞です。
なぜ、そんな迷惑なものを作るのか?
それは、ウイルスを外に出してしまうためです。

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鼻・のど


鼻水を出している細胞を見てみましょう。

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鼻の粘膜の構造

鼻の奥の粘膜の、鼻腺(びせんと読みます)と杯細胞(さかずきさいぼうと読みます)から、鼻水は出てきます。
このとき、粘膜にある毛細血管が充血して膨らむと、粘膜が腫れて、鼻づまりも起こります。

もう少し詳しく説明すると、ウイルスが感染したことを察知した副交感神経の働きで、鼻水が出たり、毛細血管が拡張したりします。

それにしても、あんなに際限なく鼻水を出すための水分が、一体鼻の奥のどこにあるのだろうと不思議になりますよね。

でも、実は健康な人でも1日に1~1.5リットルの鼻水を作っているといいます。
鼻の中を乾かさないようにして、ウイルスをはじめとした異物を体の外に押し流しているのですね。
なので、ウイルスが感染した急場には、がんばれば、あのくらいの量は簡単に作れるのかもしれません。

鼻水には鼻炎用の薬を

総合感冒薬は、風邪そのものを治しているわけではなく、いろいろな症状を抑える成分がたくさん入っている薬。
だから、鼻水が出るときには、鼻水に効く薬だけを飲むほうが、余計な副作用の心配が減るというワケです。

特に鼻水では、総合感冒薬に入っている成分は昔ながらの眠くなるタイプのもの。
この眠くなる副作用を生かして、睡眠補助薬として売られている成分もあるほどです。
ドリエルという商品がその例です。

総合感冒薬に入っている鼻水用の成分と、総合感冒薬には入っていないけれど鼻水によく効く成分は次の通りです。
鼻水 眠くなる 眠くならない 抗菌薬 抗生物質 市販薬 のどが渇く のどが乾燥する カラカラ 便秘 抗コリン薬 抗生物質 常在菌 ウイルス ロイコトリエン ドリエル 睡眠補助薬 鼻炎用スプレー ステロイド プソイドエフェドリン 医者の薬 OTC 総合感冒薬 止まらない 1日1回 ウイルス 感染 かぜ 風邪 鼻水抗ヒスタミン薬 ジフェンヒドラミン 鼻づまり プソイドエフェドリン塩酸塩 鼻炎用スプレー (ステロイド) ベクロメタゾンプロピオン酸 エステル d-クロルフェニラミンマレイン酸塩  抗コリン薬 分泌抑制  ベラドンナ アルカロイド ヨウ化イソプロパミド フマル酸 クレマスチン、 マレイン酸 カルビノキサミン メキタジン 抗アレルギー薬 アゼラスチン 塩酸塩  ケトチフェン フマル酸塩 エメダスチンフマル酸塩 セチリジン塩酸塩 フェキソフェナジン塩酸塩 エピナスチン塩酸塩 眠くならない 癖になる イラスト 図 
鼻水・鼻づまりに効く薬


水色で囲んだ成分がお勧めです。
これらは、花粉症・アレルギー性鼻炎の薬に入っています。

抗アレルギー薬と呼ばれる成分の中でも比較的新しいもので、眠くなる人は少ないです。
少なくとも、私はまだ、これを飲んで眠くなった人に出会っていません。

1日2回のものと1回のものがあります。
花粉症のように、1日中鼻水が止まらないことがあらかじめ分かっているのであれば、1日1回の薬が便利でしょう。
今から出かけるから、とりあえず半日症状を抑えて、あとは様子を見ようかしら・・・というときには、1日2回の薬を1回だけ飲む、というのでもよいでしょう。

鼻づまりはちょっと手ごわい

鼻水には薬が効きやすいのですが、鼻づまりは困りもの。
薬が効きにくい症状です。

鼻づまりというのは、鼻水が詰まって起こるのではなくて、鼻の奥の血管が拡張するために鼻の粘膜が腫れて、鼻の通りが悪くなって起こるので、鼻水を止めても鼻づまりは治らないのです。

ステロイドのスプレーを鼻の穴に噴霧するのが一番、手っ取り早いです。
これは、よく効くのですが、鼻水も出ていて鼻が詰まっているようなケースだと、鼻水と一緒に薬も出て行ってしまうので、効かせるのは難しそうですね。

飲み薬では、プソイドエフェドリンという成分が、鼻づまりに効果があるとされています。
でも、プソイドエフェドリンだけが入っている商品はありません。
どれも古いタイプの抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬と一緒になって、鼻炎用の薬として発売されています。
なので、ちょっと使いづらいです。
とても眠くなるので、寝るときに飲むにはいいかもしれません。

鼻の症状に効く薬の作用

抗ヒスタミン薬??

色々調べてみましたが、抗ヒスタミン薬が風邪の鼻水を抑える作用の仕組みがわかりませんでした。

ヒスタミン受容体にヒスタミンが作用するのをブロックします。
これは間違いありませんが、風邪をひいたときにヒスタミンが出てくるメカニズムが確認できませんでした。

いわゆる総合感冒薬に入っている抗ヒスタミン薬は、眠くなるだけで風邪の鼻水には効かないというのが、今のところの結論です。
よく寝て風邪を治そうという人にはいいかもしれません。


抗アレルギー薬

抗ヒスタミン薬の作用に加えて、肥満細胞の細胞膜を安定化して、肥満細胞からヒスタミンやらロイコトリエンやらという炎症反応を起こすもろもろの物質が出てこないようにします。

古いタイプの抗アレルギー薬は、やはり眠くなります。


新しい抗アレルギー薬

水色の枠の薬です。
個人的に、お勧めの薬です。

古いタイプの抗アレルギー薬と違って、中枢神経(脳)に入っていかないので、眠くなりにくいとされています。

試してみましたが、本当に全く眠くならずに、風邪の鼻水によく効きました。
これらは単味で買うことができることでもポイントが高いです。


抗コリン薬

コリンというのはアセチルコリンという、副交感神経から出てくる物質のことを意味しています。
鼻水や鼻づまりの大元を抑えるのでよく効きそうですが、大きな問題があります。
副交感神経というのは、体中の色々なところに張り巡らされているため、ほかの場所でも作用してしまうのです。

例えば、のどが渇いたり、便秘になったり、というのがよくある症状です。
のどが渇くというよりも、のどが乾燥してカラカラになる、という方が適当かもしれません。
人前で話す必要のあるときには、飲まない方が良いでしょう。

?の印をつけたのは、抗コリン薬は総合感冒薬におまけのように入ってはいるものの、お医者さんがこの薬だけを鼻水に使うことはありません。
なので、本当に必要な成分なのかな?と、ちょっと疑問に思ったからです。


鼻づまりの薬

プソイドエフェドリンという成分が、飲み薬で鼻づまりに効果があるとされています。
鼻の血管を収縮させて鼻の通りをよくします。
試していないので、効果のほどはわかりませんが。

エフェドリンというのは交感神経に作用する物質で、心臓や脳の血管にも作用してしまいます。
15年くらい前に、同じような作用をもつフェニルプロパノールアミン(PPA)という成分が、アメリカで大量に飲んだ人に脳出血の副作用が出たために発売中止になりました。

その代わりに使うようにと厚生労働省が勧めたのが、このプソイドエフェドリンです。

プソイドエフェドリンは、エフェドリンを血管にだけ作用させるように工夫された成分です。
とはいえ、血管を薬で収縮させると、効果が切れたときに反動で余計鼻づまりがひどくなるという話もあります。


鼻炎用スプレー

鼻づまりには飲み薬よりもスプレーがお勧めです。
ステロイドのスプレーは強力に炎症を抑えます。

ステロイドというと強い薬とか、使いすぎないほうが良いとかいう印象がある方もいるかと思いますが、飲み薬でなければあまり神経質にならなくてよいと思います。

それに、風邪の鼻づまりならば、悪くても1週間もすれば治るので、使い続けても問題ないでしょう。


抗菌薬をお勧めしないワケ

おまけに、もう少し説明を追加します。
鼻の奥にも、そういった常在細菌はたくさんいます。
鼻の奥は、塩辛い鼻水にさらされているので、ほかの場所とは違う、塩分に強い細菌が住んでいます。
有名なのは、黄色ブドウ球菌
鼻くそをほじった手で皮膚の弱いところを掻いてしまったためにとびひになったお子さんは多いのでは?
その原因のNo.1がこの黄色ブドウ球菌です。
常在菌は思いがけないところで私たちの役に立っています

のども同じで、たくさんの種類の常在菌が住み着いています。

これらの常在菌は、普段は増えすぎることもなく、悪さをしません。
体の中で、いるべきところにいるべき数だけ住んでいる常在菌は、実は悪さをするどころか、私たちを守ってくれてもいるのです。


ここに風邪のウイルスがやってきたとします。
たとえば、のどや鼻に入った風邪ウイルスは、鼻やのどの奥の粘膜に張り付いて感染します。

常在菌たちはウイルスが入ってくると、自分たちの居場所が脅かされるので、ウイルスの感染を阻止しようとしてくれるのです。

でも、風邪ウイルスが勝って、感染して、風邪をひくとどうなるでしょう。
体の免疫パワーがウイルスに費やされるので、常在菌のバランスが崩れてしまい、常在菌が異常に増えてしまったりします。
こうなるともう常在菌は身体を守ってはくれません。

風邪をひいてからしばらくたつと、黄色や緑色の鼻水が出ますね。
また、黄色や緑っぽい痰も風邪の治りかけに出てきます。
これは、常在細菌の色です。

私たちの身体は、ウイルスと闘うと同時に、これらの増えてしまった常在細菌とも戦います。
常在細菌と戦う戦闘員は白血球やマクロファージで、ウイルスと戦うのはリンパ球という細胞。

なので、正確にいうと、黄色や緑色のどろどろした鼻水や痰は、ウイルスや、細菌、それらを食べた白血球やリンパ球などの死骸が混ざったもの、ということになります。


風邪に抗菌薬抗生物質とも呼ばれています)を使うお医者さんが今でもいるようですが、抗菌薬は、色々な種類の細菌をやっつける薬です。
ウイルスには作用しません。

風邪をひいているときに抗菌薬を飲むと、確かに増えすぎた常在細菌をやっつけますが、常在するのにちょうど良い数だけ残すといった調節はできません。

また風邪ウイルスが感染していないところ(腸などの組織)の常在細菌もやっつけてしまいます。
そのような組織では、常在細菌の防御が壊されて、新しい感染が起こってしまう可能性もあります。

もしも、お医者さんにかかって風邪と診断されて、抗菌薬を処方されたら、本当に必要なのですか?と質問してみてください。
お医者さんは、患者さんが抗菌薬を処方してほしいと思って、機械的に処方していることも多いと思います。
必要のない薬を飲むのは、身体によくないことを思い出して、勇気を出して医師に質問してみましょう。

抗菌薬は、身体と、常在細菌(共生微生物とも言います)との絶妙な共生関係を崩すばかりか、結果としてウイルスの味方のように働いてしまいます。



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