
細胞は約40兆個ですが、お腹の細菌は約100兆個もいるんです。
私たちは、栄養がどうのと色々考えて食べ物を選んでいますが、実は、彼ら細菌が、食べたものを吸収する段階で、想像以上に大きな役割を果たしているんです。
腸内細菌の活躍についてはこちらを・・・「除菌」は人類を滅ぼす?
当然、種類も多く、それぞれが自分の縄張りを広げようと、日々格闘しています。
なので、自分の腸の中のいわゆる「善玉菌」を応援するために、毎朝、豆乳ヨーグルトを食べることにしました。
市販の豆乳ヨーグルトは砂糖入りなので、自分で作ってみました。
試行錯誤の結果、お勧めできそうなものができたので、ご紹介します。
道具はヨーグルティア
ヨーグルティア |
乳酸菌を育てるのですから、乳酸菌がよく育つ温度で発酵させて、他の菌に対して優位にさせてあげるんです。
私は、タニカのヨーグルティアというヨーグルトメーカーを使っています。
このヨーグルティア、優れもので、1℃刻みで温度設定ができるんです。
お値段も定価で8,500円(税別)と、手の届く範囲。
低温調理にも使っています。
種菌はR-1
R-1ドリンクタイプ 低糖・低カロリー 112mL(明治ヨーグルト)を使っています。固形よりも液体の方が混ざりやすいですから、ドリンクタイプで。
菌によっては、豆乳では育ってくれないのですが、R-1は豆乳が好きなようです。
作り方
まず滅菌
無印良品で購入したスプレーの容器(左) |
その他の菌を、できる限り排除してあげることです。
ですから、容器や混ぜる道具を滅菌処理します。
容器は、1cmくらい水を入れ、ふたを軽くのせて電子レンジ500wで1分30秒チン。
かき混ぜるのに使うスプーンなどの滅菌には、消毒用エタノールをスプレーしています。
容器のふたも、電子レンジにかけた後、エタノールで消毒。
消毒用エタノールは、無印良品で買ったスプレー用の容器に入れて、使っています。
1回目に作るとき
【材料】
R-1ドリンクタイプ 低糖・低カロリー 1本
成分無調整豆乳 1L
【作り方】
1.室温の1Lの成分無調整豆乳を容器に入れ、ヨーグルティアで44℃まで温める室温が20℃のとき、44℃にするのに3時間弱かかりました。
あまりに時間がかかるので、電子レンジで少し加熱してからヨーグルティアを使うとよいと思います。
豆乳は室温で保存できるものだと温めるのに楽です。
2.1.にR-1を加えてよく混ぜる
豆乳ヨーグルト完成品 |
44℃の豆乳に、冷蔵庫から出したR-1を加えると、だいたい40℃になります。
3.ヨーグルティアを40℃に設定し、2.をセットして45分発酵させる
4.45分経ったら取り出し、すぐに冷蔵庫へ
この時はまだ、ゆるゆるで、本当に大丈夫かと不安な感じですが、冷蔵庫で一晩寝かせると、ちょうどよい硬さになります。
硬めがお好みの方は50分温めてください。
2回目以降作るとき
タネにする豆乳ヨーグルト |
【材料】
タネにする豆乳ヨーグルト 200cc
成分無調整豆乳 1L
【作り方】
1回目とほぼ同じですが、豆乳を温めておく温度が違います。
1.豆乳は46℃に温めておく
2.作った豆乳ヨーグルトを200㏄測って、タネヨーグルトとして、R-1の代わりに成分無調整豆乳1Lに混ぜる
3.ヨーグルティアを40℃に設定して、2を45分発酵させる
4.45分経ったら、すぐ冷蔵庫へ
黒豆をかけて。黒豆は砂糖の代わりに ラカンカットを使いました |
どのくらい繰り返し作れるかというと
1回R-1をタネにして作ると、5回くらいタネヨーグルトとして使えます。上手にできれば、もっといけるかもしれません。
味は、普通のヨーグルトのように酸っぱくありません。
豆乳より食べやすいと思います。
でもやっぱり、豆乳が嫌いな方は、お口に合わないかも・・・。
この方法で作ると、かなりなめらかなヨーグルトができます。
ブルーベリージャムとミントを添えて。 これもラカンカットで作りました。 |
室温にもよりますので、好みの固さになるように、タネの量や、発酵時間を調整してください。
何回も作り直しているうちにだんだん酸っぱくなってきます。
これは、他の菌が増えてしまったからかと。
味が変わったら、新しくR-1で作り直しましょう。
何を食べているのかわかりませんからね(笑)
電子レンジで発酵させてみたこともありますが、非常に微妙な温度調節ができないと、うまく発酵させられないことがわかりました。
豆乳+牛乳+R1のヨーグルト |
乳酸菌は生き物ですからね。
ペットを飼うようなつもりで、大切にかわいがってあげるのが、成功のコツです。
豆乳と牛乳を合わせてR-1で発酵させたヨーグルトも作りました。
上手くできたので、こちらもご覧ください。
レシピ*豆乳+牛乳+R1のヨーグルト
クックパッドレシピ:R1の豆乳ヨーグルト
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