いきいき!エバーグリーンラブ: インスリンは肥満ホルモン?!

2014年5月16日金曜日

インスリンは肥満ホルモン?!

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今日はインスリンの働きについてお話します。

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インスリンの働き

絵が大きくてすみません。
それくらいインスリンの働きはたくさんあります。
人間にはたくさんのホルモンがありますが、インスリンは、血糖を下げてくれるただ一つのホルモンです。
インスリンがどうやって血糖を下げるかを見てゆきましょう。

糖質(とくにグルコース)を食べると血糖値が上がり、それを体が感じると②膵臓のランゲルハンスベータ(β)細胞からインスリンが出る


このインスリンが、血糖値を下げるように働きます。
血糖値を下げるために

A.血液中に現れたグルコースを体の色々な細胞に取り込ませる
B.これ以上、グルコースを作らないようにする

の2つの方法があります。
これを体の組織ごとに見てみましょう。

肝臓
A.肝臓では、取り込まれたグルコース(ブドウ糖)グリコーゲンにして肝臓内に蓄えさせる。
B.肝臓がグルコース作ることを抑える。

筋肉
A.筋肉(骨格筋)では、グルコースをグリコーゲンとして蓄えさせる。 
B.さらに、筋肉にアミノ酸などを取り込ませてタンパク質を作らせ、筋肉を成長させる。


脂肪
A.脂肪組織では、グルコースを中性脂肪して脂肪組織内で蓄えさせる。
B.脂肪細胞内の脂肪の分解を抑制し、脂肪からグルコースが作られないようにする。 

…このようにして、インスリンは、いろいろな臓器で作用を発揮して、グルコースを処理して血糖値を下げてくれます。
血液中のグルコースを処理するというのは、グルコースを蓄積させるということです。
グルコースはエネルギー源なので、インスリンはエネルギーを蓄積させる働きがあるということになります。
このように、体内に取り込んだ物を蓄積させる作用を「同化」といいます。
インスリンは、代表的な同化ホルモンなのですね。

こんなにありがたいインスリンですが、もし、糖質をとりすぎていたらどうでしょう。
グルコースを処理するためにインスリンは一生懸命はたらき、多すぎるグルコースを取り込ませるように努力するため、筋肉も少しは増えますが、脂肪組織もいっそう増えてしまいます。
インスリンが別名、「肥満ホルモン」と呼ばれるわけですね……。

はじめにお話ししたように、インスリンのように血糖値を下げるホルモンは人間ではインスリンしかありません。
これは、人類を含め生物がずっと飢餓に直面しながら進化を生き抜いてきたので、蓄えておくほどのエサに巡り合えず、インスリンのような同化ホルモンはそれほど必要なかったためと考えられています。

現代の先進国社会のように飽食が毎日続くことは、人間の体にとって異常事態なのです。

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糖尿病
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