主な飲料中に含まれる糖質の量 |
上の表は主な飲料100g中に含まれる糖質の量を並べたものです。
正確には各飲料の比重によりますが、だいたい100gは飲料100mLに相当すると考えていいでしょう。
例として、コーラ1缶350mLはこの表の糖質量の11.4×3.5=39.9gの糖質を含んでいることになります。
参考にコップ1杯180mLに含まれる糖質の量を推算して、それを角砂糖(4g)に換算しました。
ちなみにアップルパイ100g(小さ目に一切れぐらいですかね)で31.4gの糖質が含まれているそうです(文部科学省 食品成分データーベースより計算)。
コーラ1缶はアップルパイ一切れ以上の糖質を含むわけです。
表からもわかる通り、各種果汁のジュースに負けないくらい、炭酸飲料、コーラ、サイダーには糖質がてんこ盛りです。
注意しなければならないのは、缶コーヒーなどのコーヒー飲料も加糖タイプでは糖質が多いことです。
表にはありませんが、スポーツドリンクにも意外に多くの糖質が含まれていることも知られていません。
参考に代表的なスポーツドリンクの100mL当たりの成分(各メーカー発表値)は、
- ポカリスエット 炭水化物:6.7 g
- アクエリアス 炭水化物:4.7 g
です。
炭水化物=食物繊維+糖質。
これらのスポドリの中には食物繊維はほとんど含まれていないでしょうから、ペットボトル500mLでは、糖質量は
- ポカリスエット 33.5g
- アクエリアス 23.5g
コーラ350mLに近い糖質量ですね。
私が学生の頃は、部活中は飲み物禁止だったので、夏には部活の終わった後に2Lのポカリを一気飲みしていましたが、恐ろしいことですね。
糖質ゼロ食の提唱者の1人で、ご自身もアスリートだった釜池豊秋医師(2013年現在、今は医師をやられていないそうですが)も、アスリートに高血糖の人が多いことを著書のなかで指摘していて、その原因はスポーツドリンクだと推察されていました。
スポーツ時には汗をかき暑いので、冷たいものが渇きをいやします。それに加えて、甘いものは疲れをいやしてくれるように感じます。
皆さんも感じられたことがあると思いますが、特に冷たい飲み物は甘さを感じにくいので、のどの渇きを解消するために、甘い味の飲料をたくさん飲む機会も多いのかもしれませんね。
また、冷やして飲む飲料の甘味づけには果糖や高果糖コーンシロップを使うことが多いようです。これは、果糖は冷やしても甘みが弱くならない性質があるからです。
果糖については別のページで解説してありますが、果糖の摂りすぎは身体によくないことを知ってください。
⇒ブドウ糖と果糖の毒性
⇒果糖はブドウ糖より危険
⇒果糖は別腹
加糖飲料の危険性が次々証明 |
また、野菜ジュースやトマトジュースは健康にいいって思っていませんか?
ところが、これも注意しないと、結構な糖質が含まれています。
飲む前に、成分を確かめたようがよさそうです。
糖質や糖尿病については下記もご覧ください。
糖質
血糖になる栄養素
何を食べると血糖値が上がる?
「糖類オフ」と「糖質オフ」の違い
ブドウ糖と果糖の毒性
果糖はブドウ糖より危険
果糖は別腹
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糖質制限で二日酔いから解放?
アルコール飲料 角砂糖いくつ分?
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