いきいき!エバーグリーンラブ: 脂肪を貯めるしくみ

2014年9月15日月曜日

脂肪を貯めるしくみ

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前回は内臓脂肪と脂肪細胞の種類についてお話ししました。

今日は、脂肪細胞が脂肪を貯めるしくみについて見てみましょう。

本来、白色脂肪細胞は飢餓に備えるために、インスリンの指示を受けて、グルコースや脂肪分(脂肪酸)を脂肪として細胞内に貯えておくのが役割です。

下の絵を見てください。
脂肪組織の中に小さめなのと大きな脂肪細胞とがありますね。
脂肪をためて大きくなった脂肪細胞もあります。

白色脂肪細胞 脂肪酸 出入り 中性脂肪脂肪酸サイクル 中性脂肪  イラスト 図 トリグリセリド グリセリン はくしょくしぼうさいぼう しぼうさん ちゅうせいしぼう とりぐりせりど ぐりせりん運動不足 ホルモン感受性リパーゼ リポタンパクリパーゼ リポ蛋白リパーゼ ダイエット 皮下脂肪 中性脂肪トリグリセライド  サイクル 白色脂肪細胞 脂肪酸 出入り 中性脂肪脂肪酸サイクル 中性脂肪 トリグリセリド グリセリン
脂肪組織の成熟脂肪細胞と肥大化脂肪細胞 



脂肪細胞はエネルギー源の銀行


白色脂肪細胞はまず、前駆脂肪細胞という脂肪細胞の赤ちゃんが、脂肪を貯えていって脂肪滴を作り、成熟脂肪細胞になります。
貯える脂肪の原料は。脂肪酸とグリセリンやグルコース(ブドウ糖)です。

成熟脂肪細胞は、全身のエネルギー源の銀行のような役割を果たしています。
お金は脂肪酸。

つまり、栄養が余った時には脂肪にして貯えて、エネルギー源が必要な時に脂肪酸にして血液に放出する、つまりエネルギー源のお金である脂肪酸をおろして、ばらまくわけです。

下の絵は脂肪細胞での脂肪酸の出入りを描いています。


運動不足 ホルモン感受性リパーゼ リポタンパクリパーゼ リポ蛋白リパーゼ ダイエット 皮下脂肪 中性脂肪トリグリセライド  サイクル 白色脂肪細胞 脂肪酸 出入り 中性脂肪脂肪酸サイクル 中性脂肪 トリグリセリド グリセリン はくしょくしぼうさいぼう しぼうさん ちゅうせいしぼう とりぐりせりど ぐりせりん イラスト 図
脂肪細胞での脂肪酸の出入りと中性脂肪脂肪酸サイクル


上の絵のなかのオレンジの細い糸のような脂肪酸(遊離脂肪酸)グリセリン(オレンジの3連玉)に注目してください。
グリセリンはグリセロールとも呼ばれます。

3つの脂肪酸が集まってグリセリンの3つの玉にくっついたものが中性脂肪です。

脂肪酸グリセリンは脂肪細胞の細胞膜を自由に出入りできます。

でも、中性脂肪は大きいので脂肪細胞の細胞壁を通り抜けられません。

このような性質を利用して・・・つまり、脂肪酸グリセリン中性脂肪に変えたり、反対に中性脂肪脂肪酸グリセリンに変えたりして、脂肪細胞はお金の出し入れをしています。


脂肪細胞がお金を貯えるとき


では、食事をしたときのお金の流れをみてみましょう。

炭水化物や糖類を含んだ食事をすると血糖値(血液中のグルコース濃度)があがりインスリン(紫の玉)が出てきます。

インスリンは、脂肪細胞の細胞膜の近くにあるリポタンパクリパーゼ(緑の玉)という酵素を活性化させます。

リポタンパクリパーゼには、中性脂肪脂肪酸グリセリンに分解する働きがあります。

脂肪酸グリセリンは脂肪細胞の中に入ることができるので、どんどん、脂肪細胞に取り込まれます。

脂肪細胞に取り込まれた脂肪酸グリセリンは、脂肪細胞のなかで中性脂肪に変わります。

中性脂肪は細胞膜を通り抜けられないので、脂肪細胞に貯まります。

これが脂肪となり、やがて脂肪滴となります。

こうして、銀行にお金が貯えられるのです。

この過程をよくみると、グルコース(ブドウ糖)が入ってきたことがきっかけとなって、脂肪細胞に中性脂肪がたまることがわかりますね。

脂肪細胞がお金をばらまくとき


今度は、食事の間隔があいたり、運動したりしたときの様子を見てみましょう。

身体がエネルギー源を要求するときには、ノルアドレナリンやグルカゴンなどのホルモンが出てきて、脂肪細胞の中にあるホルモン感受性リパーゼ(ピンクの玉)という酵素を働かせます。

ホルモン感受性リパーゼ中性脂肪を分解して、脂肪酸グリセリンにします。

ばらばらになった脂肪酸とグリセリンがどうなるかは、もうお分かりですね。
これらは細胞の外に出て行って、血液に入り、エネルギー源として利用されるのです。



このように、
中性脂肪脂肪酸グリセリンはサイクルを作って調整されているのです。
うまくできてますね。

脂肪細胞が貯えるのは中性脂肪だけでなく、グルコース(ブドウ糖)も細胞内で脂肪に組み替えて貯えます。
ここら辺はまたの機会に。


お金(エネルギー源)は循環しないと不景気に


こうして脂肪細胞は
エネルギー源銀行として働いています。

摂取カロリーが多くなり、エネルギーが多く入ってきているのに運動不足でエネルギーを消費しないと、預金が増えすぎて、ローンでの金利でもうけられなくなります。

エネルギー源銀行の経営が悪くなってしまうのです。

経済と同じで、お金(エネルギー源)は循環しないと不景気になるのです。

次回は、経営が悪くなった脂肪細胞エネルギー銀行の末路をお話しします。
脂肪細胞はパンパンに膨らみ、増えて、炎症!

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